富士と水星 ― 2014/11/04 06:06:00
気温10度の中でオリオン座を追い掛けて居ると時間が過ぎるのは速い。 薄明が始まる前、富士山がハッキリ見えて居るのを確認して撤収・移動。 次のターゲットは、先日湘南海岸でも撮った水星。 此れを富士山で飾ろうと云う魂胆で、慎重に撮影地を検討した。 実は前年にダイヤモンド富士を撮ろうと、間違って待って居た場所が最適と判明。 場所が判って居るのはメリットだが、暗い田舎道を走るのは怖い。 わぁ、何か居る… 鹿のファミリーが畑を荒らして居る処に遭遇。 彼等は暫く喰事を続けて、悠々と去って行きました… 車のライトを消すと凄い星空、遠くに外灯がひとつ見えるがほぼ真暗。 流石に空は光害がゼロと云う訳には行かないが、此処迄の星空は久し振りだ。 車の外に出ると鹿に蹴られそうなので、窓ガラスを降ろし、サンルーフのシェードを開けて仰ぎ見る空は感動的だ。 其処に天からのプレゼントは、長くて明るい流れ星。 明らかにオリオン座方向から飛来したので、最後のオリオン群だったと思う。 速度も速かったしね。 有難う、佳い物を魅せて頂きました。 更に蟹座方向に停止流星を見た(と思う)し、僅かな時間に暗い物だったが、流星を3つ数えた。 此の星空は天国だね。 5時を廻って、東の空が明るく為った処で、鹿が居ないのを確認して三脚を立てる。 水星も思いの外、見易い。
富士山も火見櫓も好い感じでしょ。 反省点も有るが、好きなフォトに為った、万歳。
水星は山頂では無く、裾野の上で光って居る星。(「天体山望」に依るシミュレーション)