麺屋KABOちゃん 其の86 ― 2014/10/03 01:01:00
小生とカボちゃんの夏休みが連続日程に為って、3週間も間が空いて仕舞った霜降詣。 久し振りの一杯は何にしようと悩んで仕舞ったのだが、此処は正統の一杯、味噌!
勿論、醤油ベースの霜降中華もとても旨いが、小生の一押しは矢張、此の味噌で有る。 カレーが薫り、山椒でビリビリと痺れて見る。 こんな一杯は他に無い。 定評有るカボちゃんのチャーシューをスープと一緒に頬張ると此亦、良いねぇ。 無理を云って雲呑を造って頂いたが、造り立てで具沢山で此亦、美味しい。 そして、前日に御会いしたKさんの凪製麺謹製の麺がジャストフィットだ。 此は見事に整った作品に育った。 必ずや評価される日が来る、其れも遠く無い日に。 其れが我持論で有る。
無花果ソースの欠氷なんて有るのね。 氷常連さんなのだろう、可愛い印象の御嬢さんのオーダーを見たら、少し喰べて見たく為った。
紫 くろ喜 其の50 ― 2014/10/04 01:01:00
金曜日が来るのが楽しみだ。 TGIFの趣旨とは違うが、「紫」の日で有る。 此週は、「鴨つけそば」を頂く心算で、早く遣って来た。 久し振りに強い勢力を保った儘、接近する颱風の影響には早いが、嫌な風が吹き、湿度も温度も高い。 真夏日に届きそうだとの予報でジャケットは脱いで来たが、クールビズは終わって仕舞ったので、ネクタイ着用と云う中途半端さ。
3ヶ月振りの「鴨つけそば」なのだ! 此が好きなのだ! 大盛にしちゃおうかしらん(笑)。 震える位に美味しい。 最高金賞のひとつに挙げたい。 此のスープの醤油感と鴨風味。 スープに潜むオニオン…其にあのパキポキの低加水の細麺と春菊。 極太メンマ、鴨チャーシュー、何れも何ひとつ過不足が無い。
今日の渦 其の580 ― 2014/10/05 23:23:00
秋も本番で、自宅の山萩や台湾杜鵑草が見頃を迎えた。
何時もよりは遅れて本鵠沼に到着すると、ポールは懐かしい方。 譲って頂いて、何時もの奥のカウンターへ。 新設為った座敷席では、団体さんが賑やかだ。 こんな使い方も出来る様に為って、客サイドとしては歓迎だが、スタッフは大変だよね。 男子4人体制でフル稼働だ。
ダレヤメセットでビールを頂く。 鰻用(笑)の皿に盛られる品は其の時々で変わるので、楽しみにして居る。 何れもスターター向けにアレンジされて居り、豪華な御通気分で頂けるのが良い。

ワインはセラーから、カリフォルニアのコナンドラムを引き出して、逆様に。 コナンドラムが赤を造り出したのは何時頃だったろう。 セラー温度が相当に低かったのだが、此のボトルは余り低温を意に介さない様で、結構、濃い目のブラックベリーが強いタンニンを伴って遣って来る。 香りも高く、オーク樽との相性も良い。 セパージュは、Conundrum 即ち、謎と云う事だが、シラーとか…矢っ張り、判らないね。
ケンちゃんの新作の鶏節。 燻製のニュアンスを加えて、檸檬で頂く。 如何にも酒の摘みって風情が良い感じだ。
鶏皮餃子… 勿論、常連諸兄でシェアするボリューム。
主麺は、ピリ辛味噌。 何故か此の宵は、そんな気分で頂きました。 味噌の味わいとピリ辛いの度合が見事にマッチ。 焦葱、岩海苔、糸唐辛子、葱、韮、蘖、パクチーとたっぷりの具が良いねぇ。 渦の味噌は独特で、此れに嵌って仕舞います。