そばはうす不如帰 其の192014/02/12 23:23:00

大いに楽しんだ金沢の旅を懐かしみ乍、日常に埋もれて行く。 そんな祝日明けに向かったのは、山本さんの処。 前週には伺えなかったので、最初は此処と決めて居た。 気温は兎も角、風が冷たい。 雪掻で纏められた雪塊が丸で保冷剤の様だ。 余り長くは待ちたくない。 其でも、「頂きたい」と気が急くので有る。

そばはうす不如帰 其の19-1
此の日は、醤油の「支那たけつけ麺」を御願いした。 温麺も勿論旨いが、山本さんをのつけ麺は殊更に美味。 貝が仄かに甘く馨る醤油スープは、複雑な滋味に富んで居る。 忍ばせた石蓴の風味が活きて居る。

そばはうす不如帰 其の19-2
麺はフンワリとした外側の喰感と内側の確りした腰の有り様とのバランスが絶妙なのだ。 筍仕様にしたので、メンマも太いのと細いのをたっぷりと楽しんだ。 チャーシューも此の作品に見合う様に味わいもタッチも工夫されて居る。 実に美味しく、流石と唸らされる一杯だ。