今日の蔦 其の972013/10/09 23:23:00

日本海に颱風崩れの低気圧が有り、其れに吹き込む南風が煩わしい。 予想最高気温は連日の30度。 仕切直しに為った前日の孫娘の運動会では、真夏日の陽射しにすっかり焼かれて仕舞った。 そんな火照る顔で伺ったのは蔦。

今日の蔦 其の97-1
蒸し暑さにメゲて、つけそばの喰券を購入。 先夜に醤油を頂いたので、此の日は塩にして見た。 麺はシンプルに盛られて、此の麺もツルッとモチモチで好きな喰感だ。 全粒粉特有の斑点が見られるが、味わいにもコクが出る感じがする。 相変わらず、直喰が進んで仕舞う。 次回はもっと盛って頂こうかしらん。
今日の蔦 其の97-2
漬汁の美味さは「凄み」と表現したい位だ。 此の淡麗な味わいで凄みを感じさせると云うのは生半可な事では無い。 どんな素材を用いて居るのか小生には判る筈も無いが、素材を知り、組み合わせを工夫し、調理の方法を編み出し…と云う結果なのだろう。 そして、デザインのスキルが素晴らしい。 彼は絵も達者だが、所謂、絵心ならぬ味心を天賦の才として有して居る。 過日、不如帰の山本さんの塩そばに感動したが、祐貴君の一杯も其れに比肩するレベルに至った様に思われた。 漬汁にはカットチャーシューやメンマ、三つ葉と全ての具材が仕込まれて居る。 特にチャーシューは更に美味しく為った様に思える。 香ばしさが増したので、小生の好みに為ったのかも。 塩の存在感は確りして居るのだが、しょっぱさは抑えられて居ると云う印象で塩の特徴がしょっぱいだけでなく、味わいにも有ると納得させられる。 勿論、塩を支える沢山の要素が不断に込められて居るのだとは思うが… 此の柔らか目の太麺と組み合わせて、濃厚では無いにも拘わらず、ボケないで味を伝える、矢っ張り、凄い。 本の少しの酸味や魚介のニュアンスも素敵で、御隣の方の「南高梅塩そば」のスープでも頂きたく為った。