饗 くろ喜@秋葉原 其の312013/09/10 01:01:00

週始めの月曜日。 此の週、秋葉原へ伺えるのは此の昼だけ。 折角だから黒木さんの夏麺をコンプリートしたくてスケジュールを入れた。
饗 くろ喜@秋葉原 其の31-1

…なのに会議が長引いて… 時間を買う事にしてタクシーで向かう。 此の界隈は一方通行、右折禁止が多くて、迷路の様に走ったが、当然歩くよりは早く、無事にSP。 初日と有って、皆さんの出足が遅かったのも幸いした。 で、栄光の初杯を頂く。

饗 くろ喜@秋葉原 其の31-2
夏麺の徹尾を飾る、第十弾は「冷やしいりこそば」。 黒木さんが、こっそり「こんな煮干で大丈夫ですか?」と囁かれる。 すっきりと風雅に香る煮干は寧ろ好きなのだ。 煮干の臭み、刳みが嫌なのだ。 スープのいりこと煮干と塩のコンビネーションに複雑なバックグラウンドが重なる。 麺は平打厚麺で棊子麺ライクだが、ヘヴィな餅ぃ喰感と確りした味わいがとても良い。 こんな麺も出来るのね。 過日の饂飩行脚の成果なのかも知れない。 ふたつの大きな巾着(油揚げの袋)が浮いて居て、一つには茹玉子、もうひとつは野菜(モロッコ隠元、人参、鶏挽き肉、白滝だそうです)が入って居る。 味玉はハードボイルドで小生好み。 恐らく油揚袋に生玉子を落として茹でたのだろう。 野菜詰も上品な味付けで、黒木さんの実力が知れる。 飾るのは、鳴門(餅々の喰感)と九条葱。 ガラス製の器のエッジには、深い切込を入れた「青蜜柑」が差し込んで有る。 此れを絞るといりこの旨味が際立つのだそうだ。 清涼感が出て好ましい印象に為る。 御奨めの煮干飯は、遠慮して仕舞ったが… 黒木さんの夏の限定は、最初から最後迄、素晴らしかった。 シリーズ完喰たぜぃ!(笑)