饗 くろ喜@秋葉原 其の222013/07/25 01:01:00

雨が降る前に着きたいと早目に到着。
饗 くろ喜@秋葉原 其の22-1
黒木さんが顔を出されたので、「期待して来ました」。 前週、「次回はXXさんの好みです」と告げられて居たからだ。 開店の5分程前に、もう一度出て来られた黒木さんが、並んで居る方に、「小麦ヌーヴォー」を頼まれるかどうかを確認されて居る。 茹時間が5分も掛かるから、との事。

饗 くろ喜@秋葉原 其の22-2
見た目にも涼しげな作品。 最初にジュレ状の部分が有るスープを啜る。 蓮華を使わないので、気を付けて持ち上げて… 濃いが洗練された鶏の風味がフワ~と広がる。 此は本当に好みだ。 冷たいのに味わいには温かみが感じられる。 クリア一辺倒にせず、少しだけ濁りのエッセンスは、浅蜊由来。 スープにも加えたそうだが、茄子の上にも青海苔と浅蜊の餡が乗せられて居る。 其の茄子の揚げ浸しは大振だが、柔らかく調理されて居る。 当然、冷やされて居るのだが、素材の旨味が巧みな味付で其処に閉じ込められて居る。 特筆すべきは、オクラと共に飾られて居る茗荷の甘酢漬。 酸っぱくて甘くて、其れが上品に淡麗。 此は箸休め以上の存在。
小麦ヌーヴォーの「稲庭中華そば」は撓やかな喉越と小麦の風雅が楽しめる。 スルッと落ちて行くのだが、後味の中で鶏と浅蜊が小麦に絡む。 仰る通り、当に小生好みの作品に超満足。 御馳走様でした。 次週は何だろう? 楽しみな事だ。