饗 くろ喜@秋葉原 其の192013/07/02 19:37:58

7月から「饗 くろ喜」では、週替の限定作品の提饗が有る。 初回は「鶏節」を使った「鶏塩つけそば」との事。 あのパキポキの低加水麺を使うと伺って、秋葉原迄の行脚。
饗 くろ喜@秋葉原 其の19-1
夏の陽射が強烈なので、シェードの下で待ちたくて早目の到着。 翌日に為れば、曇空が戻りそうだが、其れはスケジュール的に厳しい。

饗 くろ喜@秋葉原 其の19-2

饗 くろ喜@秋葉原 其の19-3
「塩ベースの鶏でローストトマトを使う」のは奇しくも蔦の「鶏とローストトマトの冷製塩そば」と同じだと黒木さんが仰る。 おや、感性も歩み寄って来たのかな(笑)。
先ずはスープ。 綺麗でクリアな色は、如何にも美味しそう。 碗から鶏の風味が軽やかに、でも確りと漂って来る。 何時も此の麺を直喰して居るので、直ぐに漬汁へ浸す。 凄い相性… 鴨でも鶏でも此の麺のアドバンテージが良く感じられる。 青葱が麺の脇を彩るが、麺と絡めて漬汁に落として頂くと風味が高い葱と知れる。 鶏チャーシューは、腿肉と胸肉の2種類が乗る。 腿肉は醤油醪の独特な風合を楽しめる。 胸肉は低温調理だそうだが、頗る旨いし、サクッとした喰感が堪らない。 禁酒期間でなければ、一杯行きたい処だ。 そして件のローストトマト。 じっくり焼いたので、トマトのテイストが濃縮された印象。 此位のインパクトが有る方がつけ麺のサイドとしては適切だろう。 其の儘で佳し、漬汁に落としても良しとの事。 此の日は珍しく最後に漬汁を割って頂いたのだが、トマトは此に浸すのがベストに思えた。 因みに小生は漬汁にサッと通して頂きました。 頂上に配されたのは、主役で有る「鶏節削」。 此から漂う鶏香が洗練されたニュアンスを醸し出す。 鶏節と鶏節スープが合わさって、鶏好きには堪えられない味わいに昇華する。 流石に黒木さんの繰り出す作品は凄い。 次週以降の夏麺がとても楽しみに為った。

此の夜には、ゲリラ限定の「豚骨トマトボロネーゼ」が提饗されたらしい。 ありゃあ、残念。 此の夜だけを「狙い撃ちで決めてやる」だったのね(笑)。

コメント

トラックバック