パンスターズ彗星 ― 2013/03/12 22:16:06
期待に反して、全然明るく為らないパンスターズ彗星。 太陽に近いし、高度も低いので尚更観望に適さない。 其れでも日没後の西の空なら、富士山に絡めて撮りたい。 山頂に沈むシーンがベストだが、中々条件が難しい。 其れに此の日を逃すと、天気に恵まれそうも無い。 海岸で撮る事も考えたのだが、夕方は９ｍもの南風が予想されたので、別な候補地へ。 北に移動するので、沈む位置は山頂に近く為るし、丘の北側の斜面なので、南風が吹き込んで来ないと云うのが有難い。
日没直前に到着すると、カメラを構えた方が御二人。 でも、夕陽の撮影が目的だった様で直ぐに小生一人に為って、展望席を独占。 気兼ね無く三脚を立てる。 先日、パール富士を撮った時に最新の手振補正機構を持つ E-M5 を以ってしても、手持撮影の限界を痛感、三脚を新調した。 短く（小さくは無い）畳めるが、積載３キロと E-M5 には充分以上。 自重が１．５キロと結構重いのだが、三脚は充分に堅牢な事、と云うのが家訓だ。 ２０年振りに買い替えた三脚は、流石に新しい知恵がいっぱい盛り込まれて居て使い易い。
初めて使う三脚とは思えない程にスピーディに作業が進み、落日に間に合った。
扨、パンスターズ彗星は簡単には見付からない。 御日様の明るさに改めて吃驚だ。 南風の日なのでシーイングも悪く、結局、老眼の目では最後迄彗星を確認出来なかったが、予想の位置にピッタリと来て呉れたので、撮影には成功。 見掛上の角速度も凄く速くて、１０秒も露光するとブレる程だ。 で、富士山に激突…って、撮れたシーンが此れ。 富士山の微噴火見たいだな。 １８時４１分３６秒撮影なので、先のフォトよりも１時間以上経って居る。
マニュアルモード
ＭＦ
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm
３００ｍｍ（換算６００ｍｍ）
ＳＳ６秒 Ｆ７．１ ＩＳＯ４００
ＷＢ ＡＵＴＯ
三脚（Velbon UT-63Q）使用
もっと絞りを開けて、ＩＳＯは２００にすべきだったかも…
１３４秒前のショット。 相当に動きは速い。
撮れて良かった～ でも、目が痒いよぉ。
