飯田商店@湯河原 4回目2013/02/10 23:23:00

此の日は、湯河原と決めて居た。 謎の宴会(笑)が名古屋で有り、日帰りせずに湯河原に投宿。 新幹線を使うにしても12時発の電車で上りたい。 幸い飯田商店の開店時刻は11時。 SPすれば、休日仕事のオフィスの連中に何喰わぬ顔で話し掛けられそうだ。 で、朝喰の後に駈け着けたのは、9時前。 流石に此の時刻では誰もいらっしゃらない。 飯田さんと御母様(かな)に話し掛けられて恥ずかしい… ストーブを出して下さったので、有り難く暖を取る。 9時を廻った頃に2番手の方が到着。 FILEさんとかカボちゃんとか御名前が出るので、名刺を御渡ししたら人形町のやまらぁさんの御店主さんでした。 ニクタマさん、ハヤブサさん、春ミカンさん、パキオさん… 皆さんが次々に到着されて、小生が、其れも先頭に居るので、驚かれる。 そう云えば、小生がひとりで電車で来たのは初めてかも。

飯田商店@湯河原 4回目-1
当然、狙いは20喰限定の花の季さんの味噌な作品。 くろ喜、飯田商店、ロックンロールワン、渦の4店は「どうしても」とスケジュールを綿密に立てたのだ。 ロケーション的に飯田商店がハードルが一番高い… で、こんな仕儀と相為った。

飯田商店@湯河原 4回目-2

飯田商店@湯河原 4回目-3
2時間プラスの頑張の成果は、其れに見合う以上の一杯で、伺って良かったぁ! と、快哉を叫ぶ。 作品は「花の季味噌のあたたかい磯つけ麺」。 半分を和えそばとして頂き、残りは漬汁で頂くと云う趣向。 手揉の平打縮麺に味噌を掻き混ぜる様に絡めて行く。 味噌は1年物と2年物を合わせて有る様だが、麺や敷かれて居る茹湯と出会うと素晴らしい味わいが現出する。 頂上の小さな大根(尻尾が長い)、大根葉、葱や蓮根等の野菜も不断に配らわれて居て、花の季さんのキャラクターにマッチさせて居る。 半分の麺に2/3程の味噌を使い、残りの半分に1/3を混ぜ込んで漬汁に浸す。 厚い海苔が浮いた磯風味と銘打たれたスープが味噌のテイストに良く調和する。 貝や蟹の風味の高いスープだが、単品で啜った時よりも役割がハキと知れる。 浮いて居る幅の広い海苔も風味高い。 磯スープは、花の季の磯さんに掛けて居るんだろうな。

飯田商店@湯河原 4回目-4
最後に御飯を投入、プラス50円の効果は大きい。 「芋殻御飯」は仄かに土の香りがして、スープを「完喰」する気分。 スープに味噌のテイストが移って居る処は計算された結果。 うん、流石は飯田さんだ。 花の季さんの味噌を活かし切った上で、充分な個性が開いた逸品。 伺った甲斐が有ったと云う物だ。 幸せな御馳走を頂戴した。