さぶちゃん@神保町2012/12/10 18:56:56

TRY本で上位に為った「伺った事が無い御店」には殆ど興味が湧かないのだが、此の本の中で、たった1軒だけ伺って見たいと思ったのが、「さぶちゃん」。 九段下駅から IS11T に案内されて到着。 昼休みの真只中で、狭い間口には御一人が待って居らっしゃる。 プレッシャーを掛ける様に入口から半身を店内に入れて…其れじゃあ、中の方が出られないでしょう。 世の中には色々な方が居らっしゃる物だなぁ…
予想した通りの、否、予想以上に「凄い」な、此処。 老人と孫程の年齢のスタッフでオペレーション。 御爺様の調理は何か、凄まじい感じ(笑)だ。 いや、全てが酷烈なイメージで統一されて居るのだ…
殆どの御客様が「ハンチャン」をコール。 ラーメン540円なので、半炒飯は150円と云う算数だ。 小生も「はんちゃんラーメン」を御願いした。 煙草を吸い乍、調理しちゃうんだ(魂消)。 途中で退席して衣服を整えて再登場とか、もう此の方だけにしか許されない様な立振舞で、其れはもう御立派としか申し上げられない。

さぶちゃん@神保町-1
ルックスは兎も角、540円でたっぷりのメンマにチャーシュウ。 メンマはやや甘い味付けだが、喰感も味わいも悪く無い。 チャーシュウだって乙種合格だろう。 麺は緩いけれど、そんなに駄麺じゃない。 スープも醤油のインパクトでどんどん喰べさせて呉れる。 毎日は難しくても週イチなら美味しいランチだろう。

さぶちゃん@神保町-2
半炒飯… 御醤油の味わいも感じられて、嫌いな味では無いが、此方は流石に1回で充分かな。 手が震えて、ピントが…

此の御爺様が「さぶちゃん」なんだろうな。 常に3,4人が並んで居らしたが、何時迄もこんなファンの方々に此の一杯を提饗し続けて頂きたいと願って辞去。 恐らく此れが小生の最初で最後の訪問だ。