F1 2012年 インドGP 決勝2012/10/28 22:15:00

セブ、レッドブルの速さは皆が脱帽で、誰もが3番手を目指す様な予選。 2番手もマークが大本命。 …で、其の通りの結果に。 ルイス、ジェンソンに続いて漸くフェルナンド。 そして、フェリペ。 同じマシンが2台づつ並ぶグリッド構成と為る。

今回もセブの圧勝、必死でマークを交わしたフェルナンドが「ダメージを最小限に抑えた」。 フェルナンドは、此の評価を聞き飽きた事だろう。
マークがやや遠慮した様に見えたが、無事に1コーナーに先頭で飛び込んだセブは、コーナー毎に差を付ける印象でオープニングラップが終わる頃には、1秒2と既に御得意の「逃げの体制」が整う。 偶数グリッドの恩恵なのか、珍しくスタートの良かったマークに続く2台のマクラーレンにフェルナンドが襲い掛かる。 2台の前に出たタイミングも有ったのだが、ジェンソンには抜き返されて、4番手で一旦落ち着く。 うむ、レッドブルの2台が速いのだが、其れでもセブがマークとの距離をジリジリと広げて行く。 4周目にフェルナンドがDRSを使って、ジェンソンを交わす。 レースに為るとシルバーのマシンはどうも速さが足りない様に思えるなぁ。 ジェンソンは6周目にルイスにも先行を許す。
10周目のセブのリードは、2.7秒。 淡々とレースは進むが、セブのタイヤマネジメントは巧みで、24周頃にマークのペースが落ち始めても、セブはファステストを出して、マークよりもコンマ5速いペースで飛ばす。 既にギャップは10秒に広がって居る。 26周目にジェンソンがPI 。 解説者の予想に反して(笑)、上位は1ストップ作戦なのだ。 33周目に為っても、セブはラジオで「未だ大丈夫」と宣ふ。 デグラレーションは全く生じて居ないのね。 其れでももう延ばす必要は無いので、34周目、最後にタイヤ交換を行う。 2秒6か…速い。 ルイスのPI を待って入り、リーディングラップの記録を継続させると云う余裕も見せた。
一方で、29周目にフェリペがPI して居た。 1周前にタイヤを交換してアンダーカットを狙ったキミと微妙なタイミングでDRSゾーンに入った。 後ろで入った方がDRSで抜けるので、寧ろ前には行きたくないと云う珍現象に為るのだ。 フェリペが「譲り勝って」、案の定、キミの前に再び出る。 フェリペには、燃料を節約する様に指示が出るが、キミに交わされる事は無かった。 33周目にPI したルイス、ステアリングも交換して3.3秒は凄い。
30周目にマークよりも先にフェルナンドが入り、マークは翌周。 二人のギャップは0.7秒。
F1 2012年 インドGP 決勝
48周目に到頭フェルナンドが、KERS が使えなく為ったマークを簡単に交わして、2番手に上がる。 此の日のレースの見所は此れで御終い。 ルイスもマークに迫って行くが順位が変わる事は無かった。
ポディウムでもインタビューでも硬い表情のフェルナンド。 どんなに頑張ってもセブの影も踏めないので有れば、そう為るよね…「諦めない」と云い乍も…

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