鳥料理 有明 2回目2012/09/05 23:23:00

一番電車で東京駅に着くと、丸の内の信号機は未だ動作して居ない。 段々暗い季節へ移ろい、何だか酷く寂しい印象だ。 其れでも未だゞ日中の気温は高い。 そんな昼休みに一寸足を延ばして伺ったのは、有明。 随分前に伺って、其の美味しさに魂消、2回程再訪したのだが、何れも臨時休業だったので、足が遠のいた。 不定休との事だか「何時も遣って居ない」と云うコメントも少なく無い。 近所なら兎も角、遠く(と云う程では無いが)から来て、臨休だとがっかりする。 30喰限定の「軍鶏水炊きらーめん」、昼のメニューは此れだけだが、「鳥だし炊き込み御飯」が無料で付く。 前回、一度断って、御主人に是非、と云われたのを思い出して、今回は「はい」と元気良く。

鳥料理 有明 2回目-1
ルックスはこんな感じ。 真ん中に軍鶏の揚肉が置かれ、紅葉卸が飾られて居る。 スープは適度に濃厚な軍鶏テイストの塩スープ。 流石に美味い、非常に旨い。 軍鶏専門店ならではの味わいだろう。 塩の淡さ加減や効かせ具合とか、達者な物だ。 細麺は浅草開化楼謹製だそうだが、緩く感じさせ乍も芯は確りと云う、結構凝った麺。 其れが此のスープに呼応する様にピッタリ。 軍鶏の揚肉は笹見を薄くスライスして、叩いてから揚げて居る。 ややレアに揚げて肉の其物の旨味を感じさせる。 ボリュームは無いが、スープに乗せる事を意識して調理されて居り、とても良い印象。

鳥料理 有明 2回目-2
最後の御愉しみ、御飯を投入。 前回は「炊込み伽哩飯」だったが、今回はやや固く炊いて有る白飯で、御焦げも付いて居る。 軽く出汁の風味も付けて有るのかも知れない。 スープに落とした後は、御店主のアドバイスに従って、ポン酢を加える。 此のポン酢が味を引き立てる。 瀞味が出る事も有って、凄く美味しい。 何で此処迄旨いのだろうと舌を巻く。 此れで、700円って… 夜の部の為の宣伝だと思って、昼も遣って居るとしか思えないプライスだ。 但し、軍鶏のテイストはパワフルなので、毎日と云う訳には行かないが、営業して居る確率が高ければ、月に一度は伺いたい物だ。