ロックンロールワン@町田 其の882012/08/16 23:23:00

夏富士。 もう少し早起きをすれば良かったけれど、ね。
ロックンロールワン@町田 其の88-1
竹岡さんの作品だけをミスって仕舞ったと、残念に思って居たが、木曜日の夏季臨時営業日にも少数提饗されると伺った。 で、急遽、短い小生の夏休みの初日に町田に向かう。 此の日の後の予定を考えると最初のロットで頂きたい。 そう思って、普段よりも早い小田急線に乗り込む。 いや、流石に早過でしょう(笑)。

ロックンロールワン@町田 其の88-2
竹岡さんの作品の名称は、「テールスープの韓流冷やし麺」。 別名は、「コリアンだぁー!」だそうで有る。

ロックンロールワン@町田 其の88-3
ロックンロールワンの作品は何れも調理プロセスが多い。 此の作品も例外では無いのだが、枸杞の実をトップに乗せた韓国情緒溢れる作品。 ベージュホワイトに朱(辛味ペースト)を配らったスープは比重の高いスープで、蓮華で掬うと御米の効果でゾルの様な印象だ。 だが、テイストは其処迄濃縮はして居ない。 勿論、充分にコンクでは有るが、其れが嫌みに為らない程度にサッパリ感を留めて居る。 牛テールのスープの辛さには濃淡が有るので、其のギャップを楽しむも良し、混ぜて仕舞って平均を求めるのも良いだろう。 とても大きな牛肉(松坂牛ですって!)のシャブが忍ばせて有るが、此の味わいが韓流スープに良くマッチして居る。 大きくはない茄子には、肉を仕込んで有る。 斯くも左様に手が込んで居る。 いや、肉に限らず、全ての具材が「韓流」のキーワードの下にバランス良く置かれて居る。 キムチテイストに染められた野菜が発酵得意の半島気分を盛り立てる。 太い蘖の味わいが懐かしい?明洞気分。 成程、此はコリアンだぁ(笑)。 スープは重いのだが、麺が良く其れを持ち上げる。 最後のスープには、鶏を始めとして、全てのイングリーディエンスが、一体と為って溶け込んで居る。 此処迄、韓流に徹した作品とは思わなかったが、勿論、日本人の舌に合う様にアジャストさせると云う強かな巧さが、心憎いねぇ。

ロックンロールワン@町田 其の88-4
別皿で添えて有る牛肉は柔らかくて、少し甘目のテイストが施されて居る。 スープの辛味との対比が楽しめる旨さだ。 いや、頂けて良かったぁ。