今日の渦 其の4542012/07/06 23:23:00

渦に伺っても飲めないのは、厳しくて淋しい。 でも、矢っ張り足が向いて仕舞う。 禁酒期間に入ってからは早く寝るので、益々朝が早い。 此の週は毎朝、情景が興味深くて、楽しくも有る一番電車だ。 夕方、オフィスを後にする時刻も為るべく早くと心掛けて居るので、渦のシャッターも、其の気に為れば余裕だ。 でも、1時間半で引き上げるのだが…(笑)。 此の夜は、Ex呑兵衛のRさんと待ち合わせ。 Rさんは健全過ぎる理由で、禁酒中。 小生は不健全極まりない欺瞞的理由だ。 何れにせよ、此の二人がノン・アルコールのビール飲料で乾杯するなんてね(爆)…

今日の渦 其の454-1
すっかり、ノンアルに詳しく為ったRさんの推奨が此れ。 気に為る甘さが後味に残らないので、此れかオールフリーが御奨めとの事。 結局、2本飲んだ。

今日の渦 其の454-2
女将さんの3種盛。 此の夜は、肉ジャガ、鯖の西京焼とサラダ。 御母さんの手造りは何時も美味しい。 芋旦那としては、肉ジャガは嬉しい。 普段は魚を頂かない小生も、此の西京焼は好きだ。 骨が無いのが更に良い(笑)。

今日の渦 其の454-3
禁酒中でも禁豚はして居ないので、チャーシュウを御願いする。 何れにするか悩んで居ると、芳実オーナーが「ハーフ&ハーフ」にして下さった。 そりゃあ、ビールやワインと一緒がベターだが、チャーシュウ自体の旨さに変わりが有る訳では無い。 渦のチャーシュウは、一寸凄い位に美味。 御酒以上に止められません…

今日の渦 其の454-4
此の一皿を平らげると、もう主麺移行だ。 酔って居ないので、じっくり味わえる筈。 …で、基本の「醤油らぁめん」を御願いした。 勿論、フルサイズで。 此の夜の一杯の味わいには、アレンジが施されて居るそうだ。 出汁もタレも普段とは違う手間を掛けたと芳実オーナー。 小生の駄舌では、そんな機微は判らないけれど… スープが熱々なので、丼は持てない。 蓮華で透明感の高いクリアな醤油スープを掬う。 丼を持ち上げて飲む時には判らない、スープと油の色の美しさが見て取れる。 濃い色の琥珀を溶かした様にも見えるのは、手入れの行き届いた蓮華の白の御蔭。 口に運ぶ前から、既に美味しい。 渦のスープの味わいは、単にクリーンにスッキリと…だけじゃない。 こう書くと語弊が有りそうだが、見掛け以上に「濁り」を感じる。 味覚の内では、苦みとか良い意味での刳さに此の表現を使うが、そんな単純では無い、ハーブ掛かったエスニックなエッセンスを感じる。 貝も使って居るのかな? いや、止めて置こう。 どうせ、「違いますってば」と云われて仕舞う(笑)。 そんな和風で綺麗な味わいに加えた玄妙なインパクトが小生の琴線に触れる。 強かな味わいに込められたメッセージは、何だろう? チャーシュウは、薄い甘さを然気無く付して居る。 此れがスープの味わいに良くマッチする。 チャーシュウもスープに合う様に色々と工夫や仕掛けが為されて居るんだろう。 一方で麺だが、蔦の麺と喰感が可也似て居ると感じた。 パキっとかパッツンとした印象だ。 こう云うタイプの麺は、非常に好みだ。 蔦の麺には玉子が沢山入って居ると伺って居るが、此方はどうなんだろう。 なんて思いを馳せ乍、完喰、完飲。 素面で頂く醤油らぁめんは格別だった。
未だ御馴染さんが到着する前に、Rさんと引き上げる。 残り10日程の禁酒期間中にもう一度、味わいたい作品だ。