燦燦斗@東十条 其の1662012/06/02 01:01:00

此の日から6月。 と云うのに体調が悪い。 不摂生が祟って、風邪を引いたかな。 気温の上げ下げの厳しい期間だったからか、或いは御偉いさんから、面倒を仰せつかったのも悪い影響が有ったかも。 そんな時は燦燦斗の一杯に限る。 と、云う事で、蒸し暑い梅雨前の昼過ぎに電車に揺られる。

燦燦斗@東十条 其の166
暑く為っても、矢張ラーメンだ。 御腹のコンディションもイマイチなので、穏やかな中にもインパクトが有る、後藤さんの味わいは打って付けだ。 魚介豚骨醤油と云う濃厚なテイストの中に、崩れない旨味が息衝いて居る。 何時もと変わらない一杯に身体がホッとするのを感じる。 太麺を啜り、レア・チャーシュウを頂き、御気遣いの味玉を頬張る頃には、体調も上向く様な気がするな。

今日のワイン 其の7292012/06/02 21:08:44

フアン・ヒル ディエシオチョ・メセス
Juan Gil 18 Meses 2009

今日のワイン 其の729-1
ロックスオフで調達して渦で飲むと云う、御決まりのパターンで抜栓したボトル。 「凄く濃い奴」と云う小生のリクエストで、御店主が選んで呉れたのは、西班牙のボトル。 アルコール度数が15.5%と云う力強さだ。 現在の当主が、エル・ニドに関わって居るので、ネット上のリカーショップは其れを引き合いに出して、売らんかなの姿勢が目立つ。

今日のワイン 其の729-2
とても濃い色で、電灯に透かして漸くガーネット系と知れる程だ。 エッジ迄びっしり黒赤い。 ブラックベリーと淡い薄荷のブーケだが、色の濃さ程の強さはブーケには無い。 でも、まぁ充分では有るが… デキャンタージュを丁寧に行った所為も有るが、タッチは厚くて柔らかい。 何と云っても肌理の細かいタンニンの御蔭だろう。 チョコレートや樽由来のやや香ばしい?バニラ香が先のブーケに絡んで来る。 一方で、スパイスが良く効いて居るが、酸味は程々。 樹齢55年を超える古木から得られると云う、フミーリャのモナストレルが6割を占めるが、混醸されて居るCSやシラーとのコンビネイションは上々だ。 ジューシーでは有るがヘヴィで、ロックスオフのセレクションは的確だ。 此の夜はこんな気分だったもの… だが、重厚な中にも上品さが備わって居り、此の辺りが「エル・ニド」なのかも知れない。 余韻もたっぷりで、喉にアルコールのポカポカ感を残して消えて行く。 何時でも飲めるタイプでは無いが、ヘヴィに行きたい夜には、イチオシだ。