ロックンロールワン@町田 其の512012/02/26 16:55:38

移転2年目の初日と云うそんな日。 前日に続いて、早朝のロマンスカーで町田へ。 雨は上がったが、雲が多く寒い印象。 だが、実際には風も弱く、8度近く有る。 前日よりも待ち時間は大分楽だ。 この日も目出度く(爆)SP。 次に来られた方も、昨日と同じ超常連の方でした。 含蓄に富んだ御話を伺って居ると待ち時間も苦に為らない。 本命の日曜日と有って、更に多くの濃い皆さんが早く到着されて、楽しそうに開店前の会話を楽しんでいらっしゃる。 シラスさんやタローさん、見知った御顔も其処此処に。

ロックンロールワン@町田 其の51-1
この日の記念作品は、「カウンターShock!後編『Sのロック超マニアックス』」と嶋崎さん自らが仰る塩ラーメン。

ロックンロールワン@町田 其の51-2
この日も一番奥のカウンターで頂く。 最初に出汁が、御猪口で饗される。 殆ど「完結したスープ」と嶋崎さんが仰るが、確かに普通の出汁と違って、小生でも複雑な「味」が判る。 ただ、プロ為らぬ身としては、此がどの様に作品の中で昇華するのか迄は、判らない。

ロックンロールワン@町田 其の51-3
此方が1周年の記念すべき一杯。 相変わらずの美形の作品。 塩のスープだと特に其の美しさが際立つ。 スープは丼を持ち上げて頂く。 洗練され切った流麗なテイストだ。 秋刀魚と鮪だそうだが、節の香りの中に僅かな酸味が感じられる。 最初に淡く、徐々にクレッシェンドな味わいの膨らみが広がって行く。 こう云う技、細工が嶋崎さん為らではのポイントだ。 非常に美味しいと云う事は直ぐに判るし、奥深く、極めて複雑な広がりに感嘆させられる。 だが、小生には難解な味わいなのだ。 小生の様な者には造るは勿論、喰べても到達し得ない極致を感じる。 だから、「どう美味い」のかと云う表現に詰まって仕舞う。 恐ろしい程の味わいとでも云って、誤魔化して仕舞いたい。
具材の中でチャーシューを特筆して置きたい。 塩麹を塗したイベリコ豚。 仄かな塩味に高尚な香りと淡く雅な風味がそっと寄り添って居る。 このスープにこそ、このチャーシュー。 此は尤物中の逸品と嘉したい。

今日のめじろ@藤沢 其の6282012/02/26 17:20:55

前日に引き続いて、正午過ぎにオヤジさんの様子を伺いに遣って来た。 ひとりの連続営業も3日目で、そろそろ疲れが溜まって居る頃だと思われるのも気懸かりだ。 でも、散髪してスッキリしたヘアスタイルのオヤジさんが厨房で頑張って居た。 相変わらず、店内へと靡く暖簾と戦い乍、入店。 余程、強力な換気扇なんだろうな。 確かに店内の湿度は高く無い。

今日のめじろ@藤沢 其の628
この日は、辛味噌を御願いして見た。 前日に頂いた味噌に辣油を加えた作品だ。 オヤジさんが辛さ優先か胡麻優先かと訊くので、後者をリクエスト。 辛いのは好きな方では有るが、昨今は唐辛子系の辛さは翌朝が辛(つら)くて、避ける様に為った。 「味見なんかして無いよ」と、10年変わらぬ台詞を宣ふが、成程、辛いめじろの味噌ら~めんと云うテイストが確り守られて居る。 辣油の辛さに胡麻の香ばしさが溶けてとても良い感じに為って居る。 このオヤジさんのテイストだから、ピッタリ来るのかも知れない。 甘さと辛さがバランスを取るのでは無く、混然一体化して居る印象だ。 短冊メンマも相変わらずの好みのテイストだし、分厚いチャーシュウもこの辛味噌と良い相性を示して居る。 この日の麺は塊に為る事も無く、麺本来のポテンシャルが発揮されて居た。 めじろの麺は、とても良い麺なのだ。