西尾中華そば 其の2452012/01/19 01:01:00

前夜、「炎のつけ麺」で御会いした際に、西尾さんから「髪が伸びた」との御指摘を頂き(あ、スタッフの方に、でした)、早速、散髪に行ってから駒込に向かう。 「寒いでしょう」と15分も早く暖簾を掛けて下さった。 嬉しくも、御免なさい。 勝手に早く到着して居るのに、この御気遣いも沁み入る。 「味噌を遣るかも~」と云う御話を期待して伺ったのだが、2種類の味噌作品が有るとの事。 京都の白味噌を使った甘いタイプと酒粕を使った作品と仰る。 前者は数がとても少ないと云われ、希少さに心が動いたのだが、矢張、あの甘さは苦手と思い直した。

西尾中華そば 其の245
酒粕の風味がジワ~と漂い、啜るとぱぁっと広がる。 最初はゆっくりと、麺が無くなる頃には勢い良くと云うイメージだ。 とても風雅な酒粕だが、「酔鯨」の大吟醸の物だそうだ。 スープにやや粗い残滓を感じさせるのも雰囲気の内だ。 酒粕と味噌との併せ感が素晴らしく上等で、流石は西尾さんの作品と唸らせられる。 穂先メンマは2月に「特級煮干」に為った後に使う予定の物と伺ったが、穂先メンマは小生の好物で有る。 蘖のシャキシャキ感も良い。 マサ配合麺は何時も通りの存在感が有るし、スライスされたチャーシューも良いテイストを醸して居る。 結局、ズイっと完飲。 生姜も入って居るのかしら、ポカポカして来た。
この夜は遅い時刻では有るが、テレビ会議の予定が入って居たので、アルコールはパス。 折角、夜に伺ったのに… 西尾さんも肩透かしされた気分?だったかしらん。 次回はアガヴェを。