Collection of Essays by Claris Two

もう週末にしか町田に伺う時間を作れそうもない。　何かと忙しい日曜日の朝早く最寄駅に向かう。　大規模なショッピングモールがオープンして田舎町が大騒ぎに為った。　佐野実さんが関わって居るラーメン屋さんも入って居るそうなので、落ち着いたら行って見よう。　３００近い御店が有るのに、ワイン屋さんは無いんだな。　エノテカでも来れば良かったのに…　なんて、買わないだろうから勝手過ぎるね。

扨、日曜日のロックンロールワン。　２０分程前にシャッターポールして、開店前にユウタと少し話をした。　２番目に並ばれた方のスマフォは、小生と同じく IS11T 。　他の方が此れを御使いなのを見たのは初めてだ。

この日購入したのも「花巻」の喰券。　この作品が有る限りは、此を御願いする事に為りそうだ。　この海苔が良い。　スープに溶け易い訳では無いが、解れ出すとスーっと何時の間にかスープと親和して居る。　そんな感じで、２号スープとの相性が抜群。　この黒く為ったスープの味わいがとても好きだ。　アッサリさせて居るのに味わいの深い醤油味の２号スープならではだ。　大振の海苔の裂目から、淡麗な細麺を吸い出すように頂くのが面白く、楽しい。　この麺の小麦粉の香りも亦、海苔にマッチして居る。　このスープと麺は最初から海苔と組み合わせる事を念頭に置いて居たのでは無いかと思わせる程だ。　頓て、海苔の間から穂先メンマが顔を出す。　此が小生の気持ちを揺さぶる。　昨今、穂先メンマを小生が楽しめるのは、ロックンロールワンだけだな。

町田の街は御祭で大変な賑わいだ。　さ、奥さんの発表会に行かなくては…　プライベートでも忙しいので有る。

奥さんの発表会参観の義務を果たした後に、新宿へ向かう。　１時間も掛かったので、時刻は１５時。　流石に日曜日のこの時刻では人通りが少ない、西新宿の７丁目。　小生が日曜日にヒデキさんを訪ねる理由は、中休みの無い営業時間とニカイが定休日な事だ。　葉山さんに言訳が立つ様な錯覚で自己弁護と云う次第だ。

券売機には「極煮干」なんて、凄いのも新設されて居るが、塩ラーメンのボタンもアベイラブルだ。　　平日は夜のみ提饗される塩だが、日曜日は昼でも頂ける。　で、このボタンをプッシュ。

hachi のビールはプレモルの瓶。　このセレクションは大いに歓迎。　で、此方も御願いした。　ビールを先に頂いて居ると直ぐに着丼。

煮干の香りが直ぐに感じられる。　醤油よりも魚介風味を強めて居る様だ。　比較的主張に抑制を効かせたスープで、ジェントルに過ぎるかも…　もう少し塩と煮干以外の味わいを際立たせた方が小生の好みには合うかな。　敢えて申し上げれば、ヒデキさんの作品にしては、非凡さを感じない。　実際は複雑なテイストに為って居るのを小生が理解出来ないと云う事情が有るのかも知れない。　麺は醤油ラーメンと同じで、やや平たい縮麺。　此方も大人しい味わいの麺だ。　そう云う意味では、スープに合って居ると云えるのだが…　厚手のチャーシューは適度に柔らかく、喰感も弁えた味付けも好みで美味しい。　テーブルにミルが置いて有るのだが、此れはオリジナルブレンドの調味料で、成分は内緒かな。　白胡椒、山椒、クミン迄しか判らない。　此れは塩スープにもミートすると思う。　小生は此処では醤油味の方が好みの様だ。　次回は此方を。