今日の渦 其の3862011/07/03 10:55:58

7月から渦の営業時間が変わり、夜の営業時間帯が1時間前にシフトした。 18時開店で23時に閉まるので、ラストオーダーは22時だ。 宵っ張りでは無い小生には有り難い変更。 イヤイヤ、日付が変わってからもグタグタと御迷惑を掛けた事も数知れず、でした(汗)。 一番我儘を云って居るのが、渦だからなぁ… この変更が発表に為った時から、否、「そんな事を考えて居ます」と最初に芳実オーナーから伺った時点で、決めて居た。 「初日の夜はSPを獲る」、と。 どんだけ気合いを入れてんだか(笑)…
でも、そんな日に限って、夕方に断れない会議が… 更に小田急が遅れて、17時57分に本鵠沼の駅に降り立つ。 諦めて居たのだが、流石にそんな酔狂な奴は小生だけの様で、目出度くSPをゲット(笑)し、奥のカウンターから1枚撮った。
今日の渦 其の386-1
未だゞ、外の明るさが扉の硝子越しに見える。

19時迄の間に数組の御客様が見えるが、何方も開店時刻が1時間早く為った事は意識されて居ない様に見えた。 「開いて居たので、入った」って、感じの方ばかりだ。 この時間帯の御客様の回転は良く、営業的には合理的に思える。

今日の渦 其の386-2
夏の宵ならビールは欠かせない。 この夜は飲むぞ(って、毎晩じゃん)の気分でもスタートは此れ。

今日の渦 其の386-3
この豪勢な一皿に注目。 鶏チャーシュウ! 鶏肉が好きな小生には嬉しい。 芳実オーナーのチャーシュウは何れも逸品揃いだが、鶏も亦、美味、且つヘルシー。 粗引の黒胡椒を落して頂くと至福。

今日の渦 其の386-4
嬉しい事に芳実オーナーが、1本用意して待って居て下さった。 オー・メドックのクリュ・ブルジョワ、ソシアンド・マレのセカンド。 蜻蛉(とんぼ)のワインだね。 (日本流に云うなら、河蜻蛉に思える) ソシアンド・マレの評価は高くて、「XX級にランクされるべきだ」の紹介が引用されるが、ま、そう云う「売り文句」は世に多い。 だが、セカンドとは云え、流石にこの造り手は違う。 一口で美味さが知れると云うのは、このクラスでは久し振りだ。 柔らかいタッチ乍、力強い。 そして、フルボディ乍、軽やかさも感じられる。 此れは良いね。 ロックスオフに御願いして、半ダースも入れて貰おうかしらん。 カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが半分づつと、バックエチケットに書かれて居るので、以前のヴィンテージとはセパージュを変えた見たいだ。

今日の渦 其の386-5
初めての抜栓。
世の中には悪い奴が居る。 未だ他の御客様が来られて居ないのを良い事に、100倍の値段のワインだと偽って、スタッフのU君にソムリエナイフを渡す。 「開けて下さい…」。 芳実オーナーも透かさず、「コルク栓の破片が落ちたりすると、飲めない」等と適切なフォロー(笑)… で、可哀想に本当に額に汗して…「開いたぁっ!」。 うん、上手に開けて呉れました(爆)。 御免なさい。

今日の渦 其の386-6
大人の玉子サラダ。 この夜は常連さんとシェアするので、「大」を御願いした。 確かに大人の味付け。 一寸したアレンジで、サラダが恰好のワインの友に為る。 芳実オーナーは、この辺りを良~く心得て居る。

今日の渦 其の386-7
19時前に到着した唯一の常連さんと、もう1本。 今度は何時ものエル・マセット。 此方は、トリートして頂いた。 御馳走様です。
で、22時に早まったラストオーダーを前にして、もう御腹には麺は無理… 「僕の麺は喰べて貰えない」と芳実オーナーは思って居るだろうけれど、炎のつけ麺でも、Bさんの最後のつけ麺も喰べなかった不義理者だし… アルコールを沢山頂く御店では、主麺をスキップして仕舞う事が多いなぁ。 再び、御免なさい。 でも、営業時間帯を早めた初日を堪能して、満足至極。

今日の渦 其の3872011/07/03 13:23:30

前夜は主麺をスキップして帰って仕舞った渦。 翌日は奥さんへの大サービスデー。 買物途中で渦近くの駐車場に滑り込んだのは、もう13時を相当廻ったタイミング。 3人のファミリーに続いて行列。 日陰なのが救いだ。

今日の渦 其の387-1
奥さんは、最高値の「味噌炙りチャーシュー麺」。 奥さんがチャーシュー麺を頼む事は極めて珍しい。 横から摘まんで見たが、渦独特の味噌の味は、適度に辛味が有って、何処かに仄かな甘味が有って、そして芳醇な印象。 小生は余り味噌を御願いしないが、相変わらずの味わいが維持されて居り、安心、安定のテイストだ。 蘖を加える様に為って、何れ位経ったろうか? 小生はこの味噌の味わいに蘖が加わるのは、好きな組み合わせだ。 チャーシューは全て奥さんの御腹に収まった。 本当に珍しい程の肉の喰べっぷりだ。 確かにこの味噌スープの味が移ったチャーシューは殊の外、美味だからねぇ。

今日の渦 其の387-2
この日の限定が此れ。 先日の夜も頂いた「鶏と魚介のシンプルなつけ麺」。 タイトルの「夏麺」のアイデアも良いが、夏の文字が素敵だ。 シンプルを謳うが、どうしてどうして、簡単とか単純とか云う味わいではなくて、夏向きにスッキリ仕上げたと云う意図だろう。

今日の渦 其の387-3

今日の渦 其の387-4
御隣の中年御夫妻の御主人が、このつけ麺を召し上がって、「此れ、箆棒(べらぼう)に美味いな…」と感嘆されて居らしたが、もっと大きな声で仰って頂ければと(笑)。 そう、此れも非日常的(箆棒はそう云う意味だ)な美味さの作品だ。 漬汁の醤油感と煮干のニュアンスとのマッチングが見事。 そして、味わいの濃度… 細い尾根に立った様な絶妙の閾値を感じる。 バランスが良いと云う表現では飽足らない。 然り気無く散らした斜(はす)にスライスした長葱。 見た目にも涼やかだが、熱々のスープに上手く清涼感を加えて居る。 麺には柚子胡椒が添えられて居るが、此れは漬汁に溶かしては駄目で、麺に塗してから漬汁に浸す。 日本蕎麦の様に余りに麺の先だけを浸すのでは無くて、そこそこたっぷりと漬汁を含ませるのが良いかも知れない。 其の為の太麺で有り、小麦粉の風味なのだ。 前夜に頂いた鶏チャーシューが1枚。 一寸、迷って漬汁に浸して見た。 風雅な気分だが、単品で頂くなら前夜の黒胡椒がより好みだ。

御隣の男性の独り言で思い出したが、過日、御隣に座ったカップルの御嬢さんが、ボーイフレンドに耳打。 「ねっ、スンゴイイケメンじゃない?」 彼は何と答えたんだっけな(笑)? 少し齢を重ね始めた芳実オーナーだが、御結婚を機に此方も磨きが掛った様に小生も思うね。 まぁ、直ぐに鼻高に為ったり、鼻下が伸びるから、本人には内緒にして置くが…

ロックンロールワン@町田 其の172011/07/04 17:24:50

月曜日、義母のテレビを漸く地デジ化。 配送は8時~12時の間と云う約束で、8時に来るとは思わなかったが、其れでも早朝から待機して居た。 まぁ予想された様に、正午を30分も過ぎたタイミングに届いて、セットアップは15分… 効率は悪いが、トラブルが無かったので、まぁ良かった。 必要最低限のボタンの説明とメモを残して、引き上げる。
其の帰り道、大きく遠廻りして、町田駅に着いたのは14時30分を過ぎて居た。

ロックンロールワン@町田 其の17
券売機には、限定を目立たせる様な張紙が有る。 先日も頂いたあの限定作品の正式名称は、「冷ROCK! ~ 二ボニボ」と云う様だ。 迷わず、この日もこのボタンをプッシュ。 調理台の前に通して頂いたので、今回も「ガン見」(笑)。 E-PL1 の準備も忘れて、見入って仕舞った。 勿論、今回もスープに手間を掛け、麺飾りに手順を重ねて、至高の一杯が出来上がる。 前回気が付かなかったのは、細かく刻んだ穂先メンマ。 言及しなかった複数の葱のコンビネーション。 其他に小生の理解が及ばない幾つもの液体… うーん、なんて複雑なプロセスを経て完成させるのだろう。
前回同様、一番目立つのは揚玉なのだが、所謂、副産物的に出来る揚玉では無くて、良い油でサラッと造り上げて居る。 薄茶色の見た目のカラー同様に爽やかに香ばしい。 此が、あの驚きの「饂飩」にもマッチする。 前述した微塵切りのメンマや葱と茗荷の風味も有って、清涼感が溢れて居る。 不思議な取り合わせの炙った魚肉ソーセージも楽しく添えられて居る。 饂飩の上に綺麗に積み上げられた酢橘と鷹の爪を崩して仕舞うのを惜しみ乍、箸を付けたが、ユウタが冷水でキッチリ締めた細麺の味わいがスープに馴染み、喰感が心地良く、リズミカルに頂ける。 最後の1本、1滴迄完飲。 いやぁ、美味しいですねぇ…と感嘆。
週変わりの冷やしを5週連続で提饗する事もこの先に計画されて居ると伺ったが、其際のサプライズもしっかりプランニングされて居る見たいで、楽しみは尽きない。 今度は何時来られるかと、店を出た途端にスケジュールをチェックして仕舞った。

小生の E-PL1 を見て、「昔、OM1と云う…」とか、「ズイコーレンズでしたね…」とか、嶋崎さんはオリンパスのカメラに御詳しい見たいだ。