ラーメン凪 炎のつけめん 其の132011/06/27 01:01:00

西尾中華の「家系ニシチュウ」を楽しんだ後に、駒込駅から新宿へ向かう。 新宿駅の雑踏の中で、フリークのHさんを見掛ける。 ゴールデン街からNCSへ梯子される途中と御見受けした(笑)。 斯く云う小生も連喰組だ。 滅多にこんな事はしないのだが、この日は凪の5周年記念イベントデーで、例外なのだ。
「炎のつけ麺」の限定数は60と少ない。 最後の角を曲がると、1階の特級煮干には、2,3名の行列。 2階への入口には、丁度、御客様を見送りに来られたBさん。 そう、彼は可能な限り、毎回、階段の下迄足を運ばれて居るのだ…
カウンターには前客さんが2名だが、後客さん(NCSから連喰のハヤブサさん初め、御知合が多数…)が沢山で、直ぐにフルオキュパント。 当然、この日が特別な日と御存知では無い方もいらっしゃるので、ケアは必要だね。
此処のスペシャルは、「ニカイのつけ麺」。 以前にはレギュラーメニューと為って居た、浅蜊とムール貝を使って、「ふたつの貝→二貝→2階(ニカイ)」と洒落て見たネーミングの作品だ。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の13-1
Bさんが退職される前に、もう一度、此れが頂けるのなら…と遣って来たのだ。

ラーメン凪 炎のつけめん 其の13-2

ラーメン凪 炎のつけめん 其の13-3
おぉ~、ブルージュのレストランで頂く様な作品が登場。
最初にスープを啜って、貝風味だねぇ…と感嘆。 Bさんが「思いっきり出し(出汁)ました」と仰る濃厚な貝の味わい。 麺に殻毎乗って居る貝を摘むのは楽しい。 急勝ちな所為なのか、小生は先に貝を平らげて仕舞ってから麺に手を伸ばす。 この日は檸檬を貝と麺の両方に絞って見たが、爽快感が出るので貝もより喰べ易く為る。 麺を濃厚貝味の漬汁に落とすと、先に喰べた貝の余韻が蘇って来る。 この麺との相性も良くて、久し振りに貝味を堪能。 麺の量は通常は200gなのだが、Bさんに少し加減して頂いたので、余裕で完喰。 御馳走様でした。

夜には渋谷本店の近くでパーティが開催され、とても多くの凪ファンが集まった。 此れ迄に小生がブログに掲載した730枚のフォトを小林さんが選別して、スクリーンにスライドショーで流して下さった。 小生が見ても懐かしいショットが沢山だ。 そんな黎明期の凪話なら御付き合い出来るのだが、難しいラー話はとても付いて行けない(笑)。 其れでも、皆さんのパフォーマンスや趣向を凝らした出し物…等々を拝見し乍、皆さんとの会話をエンジョイした。 こう云う楽しいイベントは凪ならではの物だ。 充分に其の雰囲気を満喫して、長い一日が終わった。
年寄に御気遣い頂いた皆さん、本当に有難御座居ました。

F1 2011年 ヨーロッパGP 決勝2011/06/27 02:02:00

プラクティスの初めこそ、何やらテストをして居た様子のセブのタイムは平凡以下だったのだが、P3からクオリファイに掛けては、毎度の事乍、別世界とか異次元とか表現されるタイムを並べて見せる。 彼のRB6だけは、ストレートで、コーナーで挙動が違う。 解説氏の「長嶋さん表現」では無いが、「ピタっ、バシっ」っと決まるねぇ。 マークもQ3の最後に2番手のタイムに上がって、フロントローをレッドブルが占める。 何時もの結果だねぇ~ RB(マークは1回だけね)のPPは途切れない。

<ファイナル>
抜ける様な青空の下、マリーナサーキットの風景はとても美しい。 コースの路面温度が高くて、ピレリタイヤのデグラレーションが関心事だ。
オープニングラップで1秒4のギャップを築くセブの力は毎度の事乍、大した物だ。 勿論、DRSを使わせない為だ。 ルイスは赤い2台の先行を許し、5番手。 其のフェラーリだが、ルイスを先に抜いたのはフェリペだったのだが、外側のフェルナンドがコース取りの妙で先を行く事に為った。 5周目には、セブのギャップは2秒2。 既にこのタイム差を維持する走りに入ったかに見える。 ジェンソンがニコを交わして、レッドブル・フェラーリ・マクラーレンと云う上位6台(赤・黄の順ね)。 11周目に3秒のギャップに為ったセブだが、各車、そろそろタイヤ交換が必要なタイムの落ち方に為って来る。 6台の中で最初に入ったのはルイス、そしてマーク。 セブ、フェルナンド、ジェンソンと続々PI して、最後は待たされたフェリペ…で、ルイスに先に行かれて仕舞う。
フェルナンドのマシンはソフトタイヤの相性が良い様で、レースペースは高い。 マークに迫り、DRSで21周目に2番手に上がる。 バレンシアのスタジアムは、大喝采。 3秒前のセブは透かさず、ペースを上げる。
25周目、2回目のPI は矢張、ルイスから。 どうも、MP4-26 はタイヤ、特にプライムを使えて居ない。 更にルイスの走りはタイヤに厳しいからなぁ… 「もう一寸、ペース上げたいね」と云うラジオに、「 As fast as I can go. 」と不貞腐れる?。 一方のジェンソンは、「The KERS, not working. 」。
29周目、フェルナンドに対してアンダーカットを狙ったマークが入る。 フェルナンドは翌周。 ピット作業の効率の所為か?、マークの後塵を拝する。 RBのタクティクスが、まんまと成功。 続いてセブもPI するが、マークが2番手に上がって居たので、楽に為った。 上位3台は42秒台のイーブンなペースで、ギャップもほぼ等間隔。
43周目、マークが3回目のPI 。RBはピットワークが良い。 其れに引き換え、フェラーリは… 3周遅れでフェルナンドが入ったが、今回は上手く作業をして、バックマーカーに引掛って居たマークを僅かに後ろに従える。 マークは其後、ギアボックスに問題が出て、追撃為らず。
47周目、セブが最後のPI 。 最早、国際映像が捉える事も無く為って仕舞った(笑)が、フェルナンドとのギャップは9秒。

F1 2011年 ヨーロッパGP 決勝
セブは最終盤にファステストを再び叩きだして、P2W。 で、このコースにも拘わらず、大きなアクシデントも無く、全車完走(6年振りとか)。 面白く無かったのか、面白かったのか… そんなレースだった。

ロックンロールワン@町田 其の162011/06/27 14:44:40

週末仕事の振替で休みの月曜日。 前夜に録画したF1ヨーロッパGPを観戦した後に町田に向かった。 丁度、御昼と云うタイミングの町田は驟雨。 だが、JRの駅からだと濡れずに着ける。 券売機の最下段を覗き込むと、限定ボタンのLEDが赤く光って居る。 で、迷わずに此を選択。 「2号冷やし~二ボニボ」と云う名称らしい。 ユウタのブログでどんな作品なのかは知っては居たのだが、興味津々で嶋崎さんの調理課程を具(つぶさ)に観て仕舞った。 ユウタが冷蔵庫から具材が沢山乗った「限定調理セット」?を取り出す。 凄いな、其れを全部使うの? スープも数では具材に負けない程の液体(汁とか…)がブレンドされる。 其処へ具を乗せて行くのだが、もう此でもかと云う位の手順が重なる。 胡椒さえ2種類を使い分ける見たい。 其の手順のひとつひとつを丁寧に確認し乍、進めて行く嶋崎さんの様子は、アーティストの様だ。 この一杯の為に凄く手間暇が掛かる。 他の御客様に申し訳無い思いすらして仕舞う。

ロックンロールワン@町田 其の16
涼しげな丼(塩ラーメンに使われるとか)に入れられた作品。 嶋崎さんがユウタに丼を置く向き迄指示されて運ばれて来た。 非常に整ったルックスで、崩して仕舞うのが惜しまれる。 丼を持ち上げて、スープを啜る。 馨しい味わいとは、こう云う作品を指すのだろう。 エレガントでやや魚介にシフトした和の醤油味。 だが、そんな一言で表現出来て仕舞う様なテイストでは無い。 とても、何がどう云う味わいで…等、小生に書ける物では無いが、細かい味わいを積み上げて、積み上げて、到達した至高の味わい。 複雑だが統一感が有り、其々の個性を引き乍も全体で纏まった印象は、フルトヴェングラー(カラヤンでは無くて)とベルリンフィルの音造りのプロセス。 甘さこそ表面には出て来ないが、辛さや塩っぱさ、茗荷由来等の苦みと云った、全てのジャンルの味わいが包含されつつ、バランスは維持されて居る。 上品なのに凄まじい旨さだ。 其のスープには多くの楽しみが浮いて居るが、一番目立つのは揚げ玉だろうか。 抑えた油感でライトな香ばしさだけを齎して居る。 他には魚肉ソーセージと酢橘だろうが、一番驚くのは間違い無く饂飩だ。 饂飩が乗って居るラーメン、と云うか中華麺は生まれて初めてだが、スープが「和」其物なので、丸で違和感が無い。 其の中華麺もこの作品の大きな要素のひとつとして、ぴったり嵌って居る。
此れで1000円は有り得ない…この作品を頂けて、誠にラッキーだった。 大雨の中、伺った甲斐が有ったと云う物だ。 「美味しかったです」と嶋崎さんに声を掛けると、軽いジョークを… 面白い事も仰るのですね。