今日のめじろ 其の５９５ ― 2011/06/25 13:24:16
この週末はフルに御仕事、溜息… で、責めて昼休みに、と代々木めじろに足を延ばした。 前日の金メジは勿論、この週は一度も顔を出せなかったと云う事情も有り、矢も盾も堪らずに遣って来た。 シャッターで伺うのは久し振りだが、残念、ポールは逃した(笑)。 前日の狂った様な暑さは収まって、ジャケット姿で歩ける程度だ。
「冷やしサワー」にしようかと、思わないでも無かったのだが、押したボタンは「醤油つけ麺」。 力丸店長の御勧めだ。 つけ麺に使うのは、平打の太麺。 プリプリでピキピキ？の感じが、小生の好みだ。 少しだけ直喰してから、漬汁に浸す。 店長の御勧めだけ有って、この醤油感に鶏の風味のスープの味わいは素敵だ。 この麺との相性がとても良いのは、自家製麺ならではのコンビネイションと云う事だろう。 スープには角切のチャーシュウやメンマが隠れて居り、其れを摘んで口に運ぶのも楽しい。
最後に割下を頂いて、スープを多少薄めて頂く。 丸で和喰の汁の様で、此も亦、御楽しみと云う次第だ。
フォトテイクした後に、祐貴社長が肩ロースのチャーシュウを１枚追加して下さった。 今度は夜に伺って、ワインと一緒に頂きたい物だ。
今日のワイン 其の６２１ ― 2011/06/25 14:50:14
ブリュノ・コラン シャサーニュ モンラッシェ ヴィエーユ ヴィーニュ ルージュ
Bruno COLIN Chassagne-Montrachet Vieilles Vignes Rouge 2007
５０本以上の飛番で、このボトルを先に掲載。
嫁いだ娘が父の日に送って呉れたボトルを奥さんの誕生日に開けた。 亦、随分と洒落たと云うか通な？アペラシオンをピックアップした物だ、シャサーニュ モンラッシェ。 ピュリニィ・モンラッシェが高名なので、この近郊にはモンラッシェを冠するボトルが多い。 そして、この名前は白ワインを思い起こさせる。 奥さんから届いたワインの名称をメールで知らされた時には、てっきり白だと思って仕舞った。 だが、シャサーニュ村はシャルドネとピノ・ノワールを５：４位の比率で生産して居るとの事。 で、此れはルージュ。
ミシェル・コランが、ドメーヌを分割して二人の息子に譲った。 （未だ自分の名前で出荷して居るボトルも有るらしいが。） 兄のフィリップが父親と同じスタイルを踏襲したのに対して、弟のブリュノはコンテンポラリーな作風だ。 其の弟君のシャサーニュ モンラッシェ。 娘が贈って呉れた事を差し引いても、此れは美酒で有った。 彼女のセレクションなのか、店員さんのアドバイスなのかは訊かなかったが、良いセンスだ。
一般的にシャサーニュ村のピノ・ノワールの色は濃い。 だが、このボトルのカラーは濃さよりも透明感に気を取られる。 淡いカラーでは無いが、伸びの有る明るいルビーのトーンだ。 慎重にテイスティンググラスに落し、ブーケをチェック。 決して強い香りでは無いのだが、清々しい爽やかなタッチで姿を整え乍、立ち上って来る。 味わいは、エレガントで静謐。 桜色の薄いシルクの上をフランボワーズとストロベリーが転がって来る様な華やかさも有る。 凝縮感では無く、深くてフレッシュなテクスチャを楽しむ、そんな１本。 果実感やボディの確り感も併せ持って居て、余韻の確かさも嬉しい。
此れは結構な御手前でした。 ＴＮＸ！
