今日の渦 其の３８２ ＢＢＱスペシャル ― 2011/05/30 01:01:00
渦は開店５周年。 前日に恒例の半額セール？（伺った事が無いが…(笑)）を敢行して、翌日の日曜日。 此方も吉例のバーベキュー。
今回は浜辺で開催する予定だったのだが、台風の余波を諸に被り、前々日には御店で行う事に変更案内が出た。 飲み物と御摘を持参するのが掟に為って居り、小生も３リットルのワインと更に自分様に１本。 そして、奥さんに頼んだ何がしかの御数を持参した。 傘も含めると結構な荷物に… で、娘夫婦を訪ねる奥さんのタクシーに便乗した。 其の結果、定刻より３０分も早く到着。 まぁ、普段もこんなタイミングに来るので、小生らしいと云う事だ。
正午に開催宣言が出て、行成の大賑わい。 皆さんの手料理が何れも美味しいのに吃驚。 人数が多いので、立ったり座ったり、厨房でボランティア的に、或いは好きで肉を焼く人… わぁ、何だかとても楽しい。 渦はナイスキャラの常連さんに恵まれて居ますねぇ。
小生が持参したボトルは、ジェラール・ラフェ。 ブルゴーニュ・ルージュだが、フレッシュで明るくて、と浜辺で飲むイメージだったのだが、何処で飲んでも美味しい。
皆さんで、と用意したのは、マリー・ニエル・デュルス（ドメーヌ･ペッシュ・ロリエ）のグルナッシュのパック。 此方も弾ける様な果実味と切れの良い酸とのバランスに長けた飲み手を選ばないタイプ。 此で３リットル入るのだが、皆さんのペースも速い(笑)。
次は、Ｔさん御持参の、サンテ・ミリオン。 シャトー・カルティエ、グラン・クリュだそうだ。 教科書的な造りだが、ビオなボトル。 ややタニックな印象は有る物の、この確り感が、如何にもサンテ・ミリオンらしい。
「洛山紅」と書いて、「ラクセンコウ」と読む。 此方は、Ｓさんの御土産。 てっきり、中国のワインかと思ったら、日光だそうだ。 バックエチケットの漢字の羅列を解読すると、甲州産の葡萄らしい。 だが、セパージュはさっぱり判らない。 ＴさんはＣＳと仰るが… 成程、マスカット系では無いので、メルローかＣＳかと云われれば、後者かもね。 ずっと冷蔵庫に仕舞われて居た様で、一寸、可哀想な感じで実力不明(笑)。
随分飲んだ、凄く喰べた… もう入らないので、未だ々賑わう皆さんに別れを告げる。 きっと、深夜迄、こんな調子なのだろう。 こんな時だけは、若い方が一寸だけ羨ましいかも… この日は喰物のフォトはサボって仕舞った…凄く沢山有る物で。
ロックンロールワン＠町田 其の１２ ― 2011/05/30 20:15:12
この月曜日もＧＷの振替休日に当てた。 未消化分はもう気にしない事にしよう。 で、前週と同じく町田に遣って来た。 地元は定休日と云う事も有るが、亦、あの味が頂きたく、ユウタの顔も見て置きたく、と云う次第だ。 台風崩れの低気圧の影響で雨は霧雨乍、風は強い。 遅れた電車を乗り継いで町田に到着したが、幸いＳＰ。
ユウタが、山椒を使った「塩煮干」を勧めて呉れたのだが、やっぱり得意な醤油、其れも「２号つけ麺」を今回も御願いした。 すると、嶋﨑さんの御勧めをユウタが伝えて呉れる。 鰺の煮干を使った塩の漬汁だ。 では、是非にと御願いすると、嶋﨑さんがふたつの丼を持って来て下さった。 塩の漬汁を指して、「此方は御試しで…」との事。
では、早速に其の塩煮干の漬汁で頂く。 此れは山椒では無く、白胡椒を使って居るとの事だが、わぁやっぱり凄く美味しい。 確かに煮干の風合を感じるが、小生が嫌いな苦味、臭み、刳みとは無縁な漬汁で、実に繊細でエレガントなテイストだ。 つけ麺の漬汁だから、塩味の濃度や味わいの凝縮感は高いが、其れでも嶋﨑さん独特の上品さは其儘だ。 白胡椒の風味をやや強目に出して居るが、胡椒好きな小生には寧ろ好ましい。 細く撓やかな麺との相性も良くて、この作品は既に完成度が高い。
麺の残りが半分程に為ったタイミングで、普段の醤油味の漬汁に移ったが、当然の匠で、相変わらずの秀逸さだ。 塩煮干のスープがやや強いテイスト感を残して居るのに対して、此方は優しさにも満ちて居る。 其れで居て、この確りした醤油の旨味… 凄いと思って仕舞う。 最後にもう一度、鰺煮干の塩の漬汁で頂いて箸を置いたが、メニューに載るのが待ち遠しい。 次回は、温麺の塩煮干を頂かなくては為らないな。 あ、すっかり書き忘れたが、２種類のチャーシュウや穂先メンマ、醤油の漬汁用の薬味等、全てが何時も通りに美味で有った。
