西尾中華そば 其の2042011/05/27 01:01:00

曇天では有るが、丁度良い気温で霜降に向かう足取も軽い。 何時の間にか、地下鉄駅のエスカレーターが再開され、96段の辛苦を味わう事も無く為った。 この日も旧古河庭園に来られたと思しき、シニアな御客様が居らっしゃる。 6月開始の「ざる中華」をオーダーすると云う我侭を西尾さんにお伝えしたのは、少し手が空いたタイミングの筈だったのだが… 結構、混んで来て仕舞って、スミマセン、御手数を。

西尾中華そば 其の204-1

西尾中華そば 其の204-2
久し振りの「ざる中華」だが、西尾さんが「造り方、忘れちゃいました。」と仰り乍、用意して下さった。 葱が沢山浮いた漬汁… そうそう、こんな様相だった。 薄口醤油ベースなので、馬鹿中華と同じだ。 詰まり、ヤマロクさんの醤油では無いのだが、このつけ麺のスープにしては、ライトなタッチで、味わいの確りしたキャラは大層好みだ。 そうそう、この少しだけエスニックな香りが懐かしい。 麺には沢山のチャーシュウが並んで居て、思わずニコニコして仕舞う。 白髪葱と貝割も乗って居るが、このコンビネイションを漬汁に落とすと香りが際立って、更に印象が良く為る。 特にこの日の貝割は、味が濃くて美味。 其の麺だが、カネジンさんの麺で「ざる中華」を頂くのは初めてだ。 小生の好みを覚えて居て下さった西尾さんに結構固目に茹でて頂いた。 其の為、更にパキット感が出ると同時にシナシナした喰感も生まれて居る。 成程、こんな印象に為るものかと感心する。 流石にマサ配合麺程にはコラボしないが、マッチした組み合わせだ。 小麦粉の風味も充分に出て居り、不満は無い。 チャーシュウも勿論、素敵だったし、此れからの季節は暫く「ざる中華」に御世話に為りそうだ。