西尾中華そば 其の2012011/05/15 01:01:00

201回目の訪問は、2周年記念の日。 前日に続いて、霜降詣でと相成った。 上々の天気で気温も湿度も程々で、薫風の皐月に相応しい日。 いや、凪イベントでこの天気は、実に珍しい事だ。 2年前の開店初日リンク)も朝は快晴だったが…
湘南新宿ラインと池袋で別れて、店の前に着いたのは、11時を10分程廻ったタイミング。 既に店内満席で5名の方が御待ち。店内にはあの方やこの人も… 11時前には開けて下さるのだろうと思っては居たが、SPの方は凄く早く来られたと伺った。 西尾さんが高級西中を提饗する時は、何時もこんな状況に為るなぁ。 皆さんの期待と西尾さんへのラブコールの結晶でしょう。
其の高級西中だが、ヤマロク醤油製の鶴と菊の合醤(あわせびしお)。 実は普段と変わらない。 そう、「中華そば」は何時でも「高級」なスープに為って居るのだ。 麺もナカジンのあの「パキット麺」。 では、何が違うのか…
西尾中華そば 其の201-1
鶏、煮干、油… と、幾らでも挙がるのだが、此等をコーディネイトするタクトが巧みでなければ、只の寄集に為って仕舞う。 其々の味の役割を全うさせてこその味わいだ。 950円、と此迄の「高級西中」よりも抑えた価格でこの風合を醸し出すのが、西尾さんの2年間、いや此迄の経験の集大成と云う事だ。

西尾中華そば 其の201-2
「濃いが、執拗くは無くて、深くて玄妙で…」等の表現を凌駕する一言を御客様が伝えて居らした、「ウマイ!」と。 敢えて、ピックアップすれば、この葱が素晴らしい。 「白美人」と云う銘柄だが、濃い味わいなのに葱臭が無く、沢山使ってもスープの味を崩さない。 この葱は立派だ。 亦、2種類の鶏チャーシュウも絶品。 やや濃い味付けの皮付と白身の部分を活かした1枚。 此がとても美味しい。 隣の御兄さんは、「持って帰りたい」。 普段のチャーシュウも1枚乗る。
3周目も、100回ベースで伺うのは難しいかも知れないが、責めて週一では伺いたい物だ。

今日の渦 其の3792011/05/15 11:36:53

4日間で3回の訪問。 間に挟んだのは、めじろ…と云う日々だった。 漸く、オフィスを早く出られる様に為り(翌週は?だが)、週末はゆっくり出来る様に為り…で、年甲斐も無く燥いで仕舞い、芳実オーナーにはすっかり御迷惑を…

今日の渦 其の379-1
庭に放ったらかしにして居る待宵草。 でも、健気にこの年も可憐な花を用意して呉れた。 この植物の全てが好きだが、この莟も殊更に美しい。 前日と同じタイミングに渦に向かう前に1枚。 段々とSPの時刻が早く為って行くのも「歳」の所為なのか? この日はアルバイトのUちゃんと同時到着で、笑われて仕舞った(汗)。 この季節は開店時刻迄、本を読める程度の薄明が残るので、待時間はそうは気に為らない。

今日の渦 其の379-2
やっぱり、ビールを一杯頂いてから…

今日の渦 其の379-3
この夜は、1本持参。 アジィエンダ・ヴィティヴィニコラ・ドゥエマーニと云う長い名前のカンティーナのアルトロヴィーノ。 トスカンだが、メルローとカベルネ・フランのハーフ&ハーフと云うボトル。 パワフルで少し粗野な印象も有る(もう少し寝かせたい)が、両者の特徴が良く出て居る。 もう少し、フランに寄って呉れると更に好みかも。

今日の渦 其の379-4
何時もの「アレ」。 この夜のフォトは、どれも色々と弄って居るのだが、このチャーシュウ3種盛も何時も気に為って居たので、タレ焼に振って有る葱を明るくした。

今日の渦 其の379-5

今日の渦 其の379-6
久し振りに御一緒したRさんや御友達の方との御話が楽しく、とうとうラストオーダーの時刻に… 小生の御腹(アルコールだらけ)の余裕を考えて、芳実オーナーが「ZARU」を造って下さった。 つけ麺のスープでは無くて、醤油らぁめんをベースにした作品だが、凄く美味しい。 最初にスープを直飲して驚いた。 蕎麦の汁の風味で、渦の作品のベースは「和」で有る事を再認識。 此等の薬味を麺に塗して直喰して見ると、此れも亦、最高だ。 この麺、非常に良い。 そして全く祭ら無い処にも感心した。 勿論、漬汁に落してもピッタリの相性。 生葱、焦葱、山葵、白胡麻、そして塩の何れにもマッチして、迷箸為らぬ、迷薬味して仕舞う。 あっと、云う間に完喰。 そうだ、この漬汁を割って頂くとどんな味わいに為るのだろう。 御願いし忘れたのが、心残りだなぁ。

兎も角、超長居をして、御迷惑を御掛けしました。