今日の渦 其の3742011/04/17 01:01:00

おいおい、暑いぞ… でも、未だ花粉症が収まらず、耳鼻科で追加の薬を貰ってから、渦に向かう。

今日の渦 其の374-1
染井吉野も花弁が5枚揃って居る花を見付けるのが難しく為って来た。 誰もがレンズを向ける胴吹の花。

アンラッキーなタイミングに着いて仕舞った見たいで、数名の方が御待ち。 次に来られた方は小生がカウンターに案内された時に同時に空いた御隣に。 この日の女性スタッフは、初めて御目に掛るが、手際の良い方で、慣れて居る見たいだなぁ。 でも、調理は芳実オーナーが一手に担当して居るので、大変。 丁寧な仕事っぷりなので、尚更だ。

今日の渦 其の374-2
で、空き席が出来た事を確認して、ビールを一杯、二杯。 昼から呑む奴は少ない見たいだが…

今日の渦 其の374-3
芳実オーナーが忙しい中、「ヒナダレ」を造って下さった。 有り難く頂く。 土曜日とは云え、昼のビールとヒナダレは、背徳の旨味。

今日の渦 其の374-4
醤油ピリ辛らぁめん。 この日は此れに決めて居た。 何度も書いたが、藤沢時代のめじろの「乱」と云う作品にルーツが有る。 大分、ソフィスティケイトされたけれど、ね。 適度な辛さが少し暑く為った気温にマッチして来た。 豆板醤の辛さにベースに為って居る醤油スープのテイストが上手く溶けて居る。 水菜と糸唐辛子、メンマ… そして、チャーシュウ。 この作品を頂く時に何時も思うのだが、この辛いスープに良く合うテイストのチャーシュウだ。 結局、完喰/完飲、昼から満腹だ。
14時の閉店時刻間際にグループの御客様が… いや、繁盛は結構だが、大変だなぁ。
扨、暖か過ぎる陽気と嫌な強風の中を花粉に追い立てられる様にバス停へ。

浄光明寺裏山の鴬の鳴声2011/04/17 13:45:46

浄光明寺裏山の鴬の鳴声
アサブロは、音声ファイルに対応して居ないので、一計を案じた。
で、其のテスト。


浄光明寺裏山で、水仙に笑われ乍、E-PL1 の動画で鴬の鳴声を録った。 AVI ファイルから MP3 に落して、ノイズを取り、編集して見た。
(携帯電話では聞けません)

撮って見た 其の28 (浄光明寺)2011/04/17 14:18:22

此れも2週間前。 1分咲きにも満たない染井吉野が好きな小生は、慎重にタイミングを計って、週末でも然程混まない御寺を巡った。 早い時刻に鎌倉駅に着き、最初に向かったのは浄光明寺。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-01
小生に取っては、一番「見頃な」染井吉野を客殿と庫裡を背景に撮った。
こう云うコンポジションは特に下手で… 曇天の空は画面に入れない様に教えられたが、其れは引いた構図では難しいよね。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-02
執拗いが、この位のタイミングが一番美しく可愛いと思う。
曇天で花の色が際立つ。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-03
小彼岸桜…かな? 桜の種類を特定するのは、素人には難しい。
鐘楼の前の桜は、見頃を過ぎて居た。 花弁の揃って居る花を探して撮った。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-04
…にしても、項垂れ過ぎのスノーフレーク。 午前9時の姿。
勿論、ファンタジックフォーカスを掛けて撮って居る。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-05
浄光明寺は、躑躅でも知られる御寺。 手前にツルツルの百日紅の樹、背景に不動堂を入れた。 左奥には白木蓮。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-06
大紫躑躅。
最もポピュラーな躑躅だが、1年振りに対面すると矢張、嬉しい。 春酣、近し。
フォトはピント構成に難有り…

このシリーズ?では寺の縁起には敢えて言及して居ないが、此処の裏山には冷泉為相の墓所が有る。 裏山を解放するのは週末だけと伺って居たので、この日を選んだ。 だが、仏殿に至る階段には、竹の桟が降りて居る。 暫く恨めしげに見て居ると、10時(9時では無かった)に御歳を召した方が来られて、開けて下さった。 200円の拝観料を収めると、「仏像は撮影禁止です」と云われる。 誤解と心配を与えない様に E-PL1 を置いて御参り。
小生の気持が通じたのか、「冷泉為相の墓」に行かれますかと、仏殿の裏の急斜面の木戸の錠を開けて下さった。 そして、「冷泉為相は十六夜日記の作者、阿仏尼の子供で、冷泉家を興した方です」と呟く様に解説して下さった。 崖に作られた階段は思ったよりも足場が悪い上に急で、登り難い。 充分に注意して辿り着いた景色は中々だ。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-07
手前の踏切の先が寿福寺で、此処を歩いて来た。 左手、樹葉の影スレスレの処に鎌倉駅のホーム(の屋根)が見える。 生憎の曇り空で海の色も判り難いが、晴れた日には伊豆大島が見えると、御老人が仰って居た。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-08
墓所にカメラを向ける事はせずに、足元の立坪菫。 鴬の鳴声(E-PL1 の動画で撮った物を編集)とも良くマッチして居る。
曇天のメリットは、花の色が記憶色で撮れる事だ。 この最もポピュラーな菫の色が上手く出て居る。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-09
好きな葉、春紅葉。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-10
大きな木五倍子の樹が有った。 此れも丁度、見頃。
このタイミングに薄日が差し込んで、木五倍子が輝いた。
浄光明寺を訪れた方の内、何人がこの見事な木五倍子を見て帰るのだろう。
難所の階段が有るので、何方にでも勧める訳には行かないが、この季節なら是非!

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-11
ねぇ、ねぇ、誰か登って来たよ。 珍しいねぇ、物好きな小父さんだよ。
と、ナルシス達に見詰められちゃいました。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-12
慎重に階段を降りて戻ると、仏殿の前に有る犬槇(鎌倉市指定天然記念樹)の大木の根元に、羊歯の若芽が有るのに気付いて撮った。 ユーモラス(顔に見える)で毛がフサフサで動物見たいだ。 雄羊歯に思えるが、羊歯は種類も多くて、桜と同じく判別は難しい。
仰ぎ見て犬槇の樹を撮る人は多いが、根元を撮る人は居ないねぇ、と御老人が仰る。 鍵を開けて遣ったのは良いが、小生が中々降りて来ないので、心配して下さって居た様だ。 スミマセン…

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-13
で、御老人の詰所と犬槇の樹。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-14
著莪(シャガ)。
弩真中に配置。 何枚も撮って居る内に、B級映画の宇宙悪人の顔に見えて来て仕舞った。 「胡蝶花」の別名に相応しく無いけれど。
尚、「射干」は本来は別な花。 著莪は種が出来ない(三倍体)ので、中国から伝来して以来、全て人が広めたと考えられる。

撮って見た 其の28 (浄光明寺)-15
扨、御暇しようと思った時に足元から囁きが聞こえて、蹲み込んで見付けた。
水仙の根元に小さな蕗。 冬に黄色い花を付けるので、冬黄(ふゆき)と呼ばれて居たのが、フキに為った。 蕗薹(ふきのとう)は可愛いが… 子供の頃、蕗の煮物は嫌いだったなぁ。