今日の渦 其の3732011/04/13 01:01:00

SAKURASAKU
今日の渦 其の373-1
2週間振りの渦。 此処2回程、タイミングが合わなかった事も有って、こんなにインターバルが空いて仕舞った。 尤も、1番電車に乗る身には、20時にオフィスを出れば、夜のラーメンの時間は取り難い。 2011年から杉に加えて檜の花粉症デビューも果たした様で、例年ならマスクを外せる時期なのだが、一向に収まる気配が無い。 もう、グシャグシャなので有る(泣:文字通り)。

今日の渦 其の373-2
其れでも久し振りの渦のビールを頂く。 渦のビールは、手入れの良いテイスト。 グラスにも「天使のリング」が奇麗に残る。 洗浄が行き届いて居るのだ。 この「御手入感」は、渦が一番。 何しろ、毎晩、大掃除をする人がオーナーだ。

今日の渦 其の373-3
How to treat a sommelier knife.

今日の渦 其の373-4
Then...
最近はエル・マセットを頂く事が多いのだが、この夜は予感が有って?、サン・ビアッジョの方を頂く。 サンジョヴェーゼ・グロッソ(ブルネッロ)のボトルは、コスト・パフォーマンスが素晴らしい。 カシスとベリー系の果実感が漲る感じで、タンニンは主張はするが控え目…この印象が良い。 そして、何よりも酸味が優しい。 此処が小生のポイントなのだ。

今日の渦 其の373-5
勿論の「アレ」。 一応、芳実オーナーが声を掛けてから造って呉れるのだが、小生の定番中の定番。 先ず、鵠沼味噌ポークを頂く。 ポアブルロゼの香りと味噌の感じがマッチして居る。 少し固い部位の肉を柔らかく処理して居る処が、上手い。 次に手を付けるのは、ヒナダレ。 前回、少し強く炙って頂くのが好みだと申し上げたのを、ちゃんと覚えて居て呉れた様で… このタレは、肉の香ばしさと相性が良い。 最後に、ハーブローストポークを頂く。 極粗引のブラックペッパーを歯で押し潰して、スパイシーなレベルを高めて頂く。 少し燻した感じが、レアな印象と相俟って至高。 この順番を2回廻して、喰べ上げる。 何度も書いて恐縮だが、チャーシュウは暖かい内が喰べ頃だと信じて居る。 3種盛の中では、ヒナダレが一番暖かい。 で、グラスを挟み乍、比較的速く頂いて居ると、ハーブローストポークが1枚残る。 此れは元々常温提饗なので、ゆっくり味わう…かな。

今日の渦 其の373-6
で、予感的中。 御馴染さんが到着。 サン・ビアッジョをシェアして、エル・マセットをトリートして頂いて… 久し振りに話も弾む。 続々と集まるべき皆さんが顔を揃える。 小生が居ない夜もこうした得難い時間が流れて居るのだろうな。 あ、小生は其れを乱して居るのかな? あれ、此方にもデキャンタリング・ポワラーを付け見たいだ。 エル・マセットには要らない、かも…

今日の渦 其の373-7
えっと、ちゃんと頂きました。 1ヶ月位、渦の麺を頂いて居なかった様な気がするが、この夜はちゃんと御腹を開けて居ました。 頂くのも、「味噌らぁめん」と決めて居た。 フォトも美味しそうに撮れた。 今、見返しても「パブロフの犬」に為って仕舞う。 今更だが、特徴有る渦の作品の中でも、味噌の味わいは独特だ。 この味噌は代々木のめじろでも使われて居る様に、所謂、「藤沢めじろ」のルーツを引く。 藤沢時代のめじろの味噌が此れだったかどうかは、はきとしないのだが、確かに味わいの系譜を感じる。 表面に比較的大きい油の輪が浮いて居るスープは、ほんのり甘くて、一寸辛いのだが、そんな単純な御話では無くて、魚介風味と味噌の絡み具合と云うか、鶏との塩梅と云うか。 そんなバランスが、巧みに繋ぎ留められて居る印象。 硬いと云うか引き締まった印象の麺が良く合って居るし、チャーシュウは勿論、メンマ等にも充分に気が遣われて居るのが判る。
さ、遅く為らない内に、と腰を上げる。 でも、1番電車に乗るワインの量じゃない見たいだ。