F1 2011年 マレーシアGP 決勝2011/04/10 23:23:00

マクラーレンがレッドブルに迫る。 クオリファイの最後には、御約束の様にセバスチャンが逆転のPPを獲得したが、ルイスが35秒を切った時には、此れで決まったかと思った。 初戦と同じクオリファイのトップ3オーダー。

F1 2011年 マレーシアGP 決勝-1
意気が上がらないのは、赤い車。 1秒も離されては、万策尽きた感じを漂わせて、検量室のディスプレイを見詰めるフェルナンドの姿が印象的だった。

<ファイナル>
心配/期待された雨は、セパンに来ては居ない…見たいだ。 シグナルがブラックアウトすると、セバスチャンは3コーナー迄に数メートルのリードを作り、オープニングラップだけで、1.9秒のリード。 アルバート・パークと同じスタートダッシュだ。 4周目には3秒2、7周目に4.7秒と、ニックのペースが上がらない事も有って、早くも逃げの体制。 そして14周目、ピレリタイヤの特性でペースがガタっと落ちた処で、PI 。 雨は弱いと踏んだ様だが、直後にスタンドの傘が開いて、焦った? だが、セバスチャンには何時も女神が微笑む。
一方、ルイスはスタートでするすると出て来た、ルノー2台の内のニックに交わされて仕舞う。 其の後のニックのペースは速くは無いのだが、11周目の時点では交わせずに居て、2ストップ作戦に変更と解釈出来るラジオが流れる。 だが、13周目にPI 。 矢張、ピレリタイヤでこの気温の中、3セットで廻すのは無理か。 其れとも、聴かせたラジオは、ルノーへのフェイクだったのか?
マークに至っては、KERS の不調も有って、9番手で最初の1周を廻って来る。 更に可夢偉にも抜かれて、2桁順位。 両者のバトルで、DRS の効果を見せ付けて、可夢偉がマークを抜き返す。
23周辺りに為ると、2位に戻ったルイスがセバスチャンとのギャップを詰めて行く。 25周目に先にルイスが入り、おぉ、プライムを履いて出て行く。 翌周に入ったセバスチャンは、オプションの儘。 両者のペースは余り変わらないし、同じマシンでオプションを装着したジェンソンとも然程の差が無い。
トップを直走るセバスチャンも KERS が使えない状態の様で、プライムで4秒差のギャップを刻んで来るルイスが怖い。 この儘だと、ストレートでルイスに交わされるのは明らかだ…と思ったら、34周目にセバスチャンがファステスト…って、余裕あんじゃん。 後ろとのギャップを見て走ってんのね。 43周目に最後のPI 。 確り、レースをコントロールしてのタクティクス。
38周目にルイスが、PI 。 プライムを履き続ける戦略だったのだが、タイヤ交換に時間が掛って、翌周にPI したジェンソンに先行されて仕舞う。 この後、フェルナンドとルイスが因縁の?バトルを繰り広げるが、フェルナンドがルイスの後ろにタッチして翼端板を失い、PI せざるを得ない自体に為る。 このバトルで、ルイスは進路変更し過ぎ、フェルナンドは危険な接近のペナルティを喰らう事に… やっぱり、因縁めくが、喧嘩両成敗?。
この後、ルイスも何かトラブルを抱えたのか、タイヤのタレなのか、ペースが上がらずにニックに交わされて仕舞う。 更にオーバーコースして、マークにも先行されて仕舞い、PI 。 矢張、タイヤのタレが大きく為ったニックをマークが追い立てる。 前回はヴィタリーが表彰台を確保したので、此処は名誉回復に必死のニック。 で、セバスチャン、ジェンソンに続いて、チェッカー。

F1 2011年 マレーシアGP 決勝-2
クオリファイの数字よりも、意外に遣れたのはフェラーリ。 フェリペ、フェルナンドで5位、6位。