今日のワイン 其の5352011/03/21 01:01:00

シリル・アロンゾ PUR ボジョレー・ヴィラージュ プリムール
Beaujolais Villages Primeur 2010 Cyril Alonso

今日のワイン 其の535
シリル・アロンゾは、ゴーミヨ2008年でブルゴーニュの最優秀生産者の称号を得て居る。 「馬で耕したい」と云う、超が付く程のビオ・ディナミな生産者なので、此れはロックスオフ提饗のボトルだったかな。 渦のボジョレーナイトでの2本目。 ヌーヴォーと云わずに「プリムール」と印刷して有る。 日本に輸出するなら、「ヌーヴォー」の方が売れる? いや、御洒落感が出る?? 等と下世話な事を考えて仕舞う。 後日、調べて見ると、『新酒としても美味しいですが、半年、1年と経過すると更に深みが出て、美味しく為るので、敢えて「ヌーヴォー」とは云わずに「プリムール」と称して居ます。』(訳し間違えて無いよね?> Google )との事でした。 やっぱり、拘って居たんだ。 此方もマルセル・ラピエールとの親交が深い生産者の様だが、自生酵母、ノンフィルター、参加防止剤を使わない等、ギィ・ブルトンとの共通項も多い。
グラスに注ぐとどのヌーヴォーにも云えるが、奇麗な明るいカラーで、此れだけヌーヴォーが集まる機会なら、並べて見たい衝動に駆られるね。 ブーケからは、「柔らかい」が詰まったイメージのストロベリーの酸味香が立ち上って来るが、御隣の方のグラスのブーケと混ざるなぁ… 印象は「可愛いプリムール」。 凝縮感はギィ・ブルトン以上でこのボトル特有(自生酵母の所為?)の清涼感の有るガメイが持つ果実風味がたっぷり。 勿論、ヌーヴォーらしいクリアな印象も充分。 「PUR(ピュール)」(氏のワインショップもこの店名)の意味は「ピュア」だそうだが、其の拘りを確り感じら、古き良き時を今に伝えるプリムールと云え様。

コメント

トラックバック