今日のワイン 其の529 ― 2011/02/19 23:34:38
ヴァルディファルコ モレッリーノ ディ スカンサーノ
Valdifalco 2006 Morellino di Scansano
Valdifalco 2006 Morellino di Scansano
もう3ヶ月も前の事に為って仕舞った。
前月の逢瀬?が、颱風でキャンセルに為った麺友のマリーさんと横浜でディナー。 サントリーが提供する「バーナビ」でヒットしたのが、「M キューブ」。 西口から数分の位置に有るムードの無い(笑)雑居ビルの5階に有る。 だが、扉の向こうは、ビルの印象よりは御洒落で有る。
前月の逢瀬?が、颱風でキャンセルに為った麺友のマリーさんと横浜でディナー。 サントリーが提供する「バーナビ」でヒットしたのが、「M キューブ」。 西口から数分の位置に有るムードの無い(笑)雑居ビルの5階に有る。 だが、扉の向こうは、ビルの印象よりは御洒落で有る。
コート・デュ・ローヌのボトルをリストから指定すると、前夜に全部飲んだ御客様が居らしたとか… で、金色の葡萄バッチのオーナー氏が推薦して呉れたのが、このボトル。 此処の処サンジョヴェーゼ付いて居るが、此れも同じくだ。 だが、地中海沿いで海洋性気候のスカンサーノ(キアンティの南に位置する)では、「モレッリーノ」と呼ぶ。 モレッリーノは「黒み掛かった」と云う意味だそうで、確かにそんなカラーを持って居る。 バックエチケットには、「カベルネ・ソーヴィニヨン」と「シラー」の文字が有るので、加えて居るのだろう。 ブーケも濃いが、比較的若々しい果実感とミネラル感、其れに酸味が良い比率で混じる。 初口には、少し渋い様な口がキュっと締まる感じがするのだが、時間の経過で其れは収まって来る。 御隣のキアンティよりも少し熟成感が高いかも知れない。 更に時間が経つと、酸味やミネラル感よりも寧ろ、優しさや厚みが出て来るのは、タンニンの角が取れて行く所為だろう。 結構な重さに気付くが、その重さで口当たりから食道の辺りまで滑らかに整地される、そんな気分だ。 還元香を僅かに感じる様な気がするので、或いはビオディナミの影響が有るのかも知れない。 何れにせよ、ミクロクリマが連想される、個性的で今後が楽しみなボトルだ。
この御店には、モレッリーノ・ディ・スカンサーノのオーナー、ジャンパオロ・パーリャさんが来られた事が有るそうで、サイン入りのボトルが残されて居た。 へぇ~、亦、何で… でも、記念に1枚。