今日のワイン 其の5232011/01/10 10:57:27

ゾーニン・リージョンズ・コレクション・カベルネ (I.G.T.)
ZONIN Regions Collection CABENET 2009

今日のワイン 其の523

颱風で東海道線は6時間も止まって仕舞った。 麺友のマリーさんやNちゃんと西尾さんの処に伺う計画もキャンセルして、終日、PCの前で過ごす。 結構、仕事が捗ったりして…(泣笑) 扨、降り続いた雨が漸く上がった頃に、奥さんにコンビニで適当に買って来て…と頼んで届いたのが此れ。 セラーのワインは、ひとりで飲むには少し躊躇うプライスのボトルばかりに為って仕舞った。 渦の芳実オーナー御夫妻やMさん御夫妻に頂いたボトルも何時飲もうかしらん… で、この宵は、気楽にガブガブ気分だったのだ。
北伊太利亜に広大な畑を持つゾーニン社の「カベルネ」。 てっきり、カベルネ・ソーヴィニヨンなのかと思ったら、カベルネ・フランと半々… で、「カベルネ」で括ったらしい。 算数の因数分解みたいなネーミングだね(笑)。
スクリューキャップを開けて、エアレーターを潜らして、大き目のグラスに注ぎ込む。 明るい印象だが其也に深みの有るルビー色。 赤いチェリー系のブーケだが、フレッシュな若々しい感じ。 でも、其程には強く無い。 味わいは至って普通… 特徴が少ない。 香草のニュアンスとレッドベリー、適度な酸味と主張を控えたタンニン。 まぁ、飲み易くて結構なんじゃないかしらん。 確か、890円だったそうだ。


今日のワイン 其の5242011/01/10 11:04:07

カミーユ ジロー ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
Maison Camille Giroud BOURGOGNE PINOT NOIR 2008

今日のワイン 其の524-1

昼渦に向かうフォト散歩の途中でロックスオフに寄って、女性スタッフさんの御勧めを頂いて、早速、其の夜に自宅で飲んだ。 老人も口にするかも知れないと、ブルゴーニュのピノ。 このネゴシアン、カミーユ・ジローは長い歴史を持つが、最近、良く名前を耳にする様な気がする。 可也高価な物からこのボトルの様に3000円クラス迄、結構なラインナップを揃えて居る。

今日のワイン 其の524-2
グラスに注ぐと、ピノらしい華やいだ奇麗なカラーで、ブーケも「あの」やや土香がすると表現される若いピノ、其物だ。 口にすると酸味が立って居て、ストロベリーをコアにしたフレッシュネスに富んで居る。 アフターに至る迄、この若々しい印象が維持される処が、気持ちが良い。 一方で、タンニンも結構居るのだが、このボトルの特徴で有る若さを損なわないタイプで、纏まりが良い。 時間が立つと、酸味が落ち着いて、少し芳醇さが出て来て、其の中に複雑なニュアンスが感じられる様に為る。 成程、此れならコストパフォーマンスを評価して貰えそうだ。

今日のワイン 其の5252011/01/10 11:09:40

プリミティーヴォ・サレント・ブリアコ(赤:ロッカ・ディ・モリ)
Briaco Primitivo Salento Rosso rocca dei Mori 2006

今日のワイン 其の525-1

naginicai で、一寸真面目な打ち合わせの後に抜栓したボトル。 3階では、ラーメンフリークの皆さんが賑やかに歓談中。
最初に話題にしたいのが、コルク栓の長さと濃い色… あ、やっぱり、拘りが有るらしい。 一寸長い文章だが、ホームページから引用すると『ワインの品質を損ねるブショネ(コルクに含まれる不純物が原因でワインに付く異臭)を防ぐ為に最高の規格の長さ55mmのコルクを使っています。 コルクの木の下の部分から作られたコルクはブショネが発生しやすいとの事で、コルクの木の上の部分から作られたコルクを使い、又このワインのコルクの色が良くないのは敢えて漂白しないコルクを使用するという徹底した品質へのこだわりを貫いています。(漂白剤に含まれる塩素成分もブショネの原因の一つと考えられています)』だそうだ。
プリミティーヴォの100%だそうだが、要はジンファンデル。 伊太利亜のプーリア州を代表する葡萄で出来たIGTのボトル。 エチケットだけで無く、ボトルにも生産者名の「rocca dei Mori」(「トルコ人の大きな石」)と刻まれて居るが、家族経営のカンティーナらしい。 だが、フルボディのワインで結構な美酒だった。 因みに「ブリアコ」と云うのは、「酔った」と云う意味だそうだ。

今日のワイン 其の525-2

少しオレンジ掛っては居るが、相当に濃い紫系のガーネットカラーだ。 樽香に加えて、黒系の果実やカシス、カカオやチョコレートのブーケ。 成程、ややスモーキーなジンファンデル…かも。 非常に柔らかいタッチの液体で、粘度も高い。 ベルベッティなボリューム感は、丸くて肌理細かいタンニンに依る処が大きいか。 酸味は程々で、この撓やかな印象とバッティングしない。 矢張、ブラックチェリーやブラックベリーのテイストが高く、其れにコーヒーとオークやバニラの樽イメージが重なる。 アフターの引きにもエレガントな熟成感が充分に残り、値段以上の高級感を漂わせて居る。
此れも良いボトルだ。 本当に naginicai のワインセレクションには、目利力を感じさせられる。 何処の酒屋さんなのだろう… めじろにも紹介したいなぁ。 ひとつだけリクエストが有るとすれば、ワイングラス… このワイングラスで相当に損をして居る。 渦で使って居るグラスを御紹介申し上げたいものだ。