西尾中華そば 其の1602010/10/19 23:23:00

西尾さんは、横浜の「ラーメン産業展」に出張されて居ると伺った。 で、この日は小林さんに御目に掛かりに霜降に伺う。 丁度御昼と云うタイミングで、混雑覚悟。 其れでも10分もすると一斉入替的に皆さんが席を立たれる。 夜に伺う事も考えたのだが、らーナビ限定の「ぽっぽ中華」が始まったばかりなので、避けて見たのだ。 西尾さんから、「花の季さんの味噌」の件で御配慮を頂いたのだが、このタイミングでも出来ると小林さんが仰るので、御手数を御願いして仕舞った。 花の季さんから頂いた味噌で仕立てたのが、今回のスープ。 「冷や冷やシリーズ」のコンプリート者限定とか。 \(^o^)/

西尾中華そば 其の160

最初にスープを小皿で舐めさせて頂いたのだが、普通の味噌とは随分と印象が違うのに驚く。 穂紫蘇を浮かべたスープの表面には、細かい味噌粒?が見え、非常に優雅な味噌の香りが鼻孔を擽る。 花の季さんの女将さんが昔から栃木に伝わる製法で造ったと伺った味噌だが、蓮華でスープを啜ると意外にも甘く無い。 本当に仄かな甘みにアジャストされて居て、コアの味わいは寧ろ塩テイスト、少しの酸味も感じる。 だが、しょっぱいとか酸っぱいとか云うテイストとは全く異次元の風味だ。 全ての味わいの要素が、最終解を目指して集まって居る。 そんな印象のスープだ。
勿論、この味噌素材を活かし切るスキルが有ってこその作品だが、この味噌の素性も只者では無い。 甘くないと云うのは、小生に取って嬉しいポイントだが、この味噌は此迄に口にした事が無い味わいだ。 そして、ラーメンのスープに仕立てて真価を発揮するそんなタイプの様にも思える。 花の季さんでは、何時もこの味噌のスープが頂けるのだろうか。
麺は何時ものマサ配合麺だが、この味噌テイストとも良くマッチして居る。 感動の味わいに、完飲すると、沢山の豆やら麹やらの残滓が沢山… う~ん、こんな味噌テイストスープは、初めて頂いた。

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