らーめん まる玉@辻堂/藤沢2010/09/14 22:32:47

「新しいラーメン屋さんが出来て、行列だった」と買物に出た奥さんが、態々写メを送って来た。 「まる玉」? 何処かで聞いた名前だが… こう云う情報をチェックするなら、「ラーメン不動産屋」さんのブログに限る。 渦の常連、ナリキヨさんの処だ。 おー、流石に最新記事で扱われて居た。
あ、両国の「まる玉」…は、有名だね。 海外進出も果たして居るそうだが、こげんな田舎に出店とはねぇ。 で、当然、行って見た。 夕方の開店時刻を10分程過ぎて居るのだが、数名の方がシャッターの前に…。 丁度、「御待たせしました~」の声が掛る。 8席有るカウンターの最後のポジションを占めると、「茹麺機の故障で、造り始める迄、もう10分程掛って仕舞います」との事。 此れを聞いて、御一人が御帰りに為ったが、次々と御客様が来られ、4席X2のテーブル席も相席満席。 カウンターの中から御店主殿が、「御待たせした御詫びに皆さんに味玉サービスします」との事。 注文に依っては、味玉2個入り… ま、気持なんだからね(笑)。 でも、其の割に味玉を何度も入れ忘れて、ホールの御姉ちゃんに指摘され捲り(爆)。 で、目出度く小生の丼にも味玉が入る。 珍しく半熟以上に固茹で、味も好みだったので、ラッキー。

らーめん まる玉@辻堂/藤沢

で、肝心のラーメンだが、御願いしたのはベースの「まる玉ラーメン」、650円。 スープは鶏白湯。 丁寧に長時間煮込んで居る様で、味わいは濃い。 だが、口当たりが良く、ベタ付いたり、匂ったりと云う事が無い。 中々上品な味わいだ。 鶏白湯って期待で来ると、肩透かしを喰らうかも知れないが、小生位の歳に為ると評価も変わって来る。 面白いのは、檸檬だ。 開店記念のサービス(本来は100円)で、カウンターに置いて有る。 少しづつ使って行ったのだが、結構、このスープに合う。 清涼感が出て、小生は好きだ。 結局、1/8個程を全部絞った。 スープの上の「青さ」と云う河海苔と刻葱の緑が目立つが、何方も結構、テイストに貢献する青加減だ。 チャーシュウはボロボロに解れる柔らかいタイプで可も無く、不可も無く。
麺は細くて少しウェイビー。 ナリキヨさんのアドバイスを覚えて居たので、固目で御願いした。 が、此れが茹麺機故障の結果だろう、笑っちゃう位にネチャネチャで駄目。 取り敢えず此れを喰べて、替玉(100円)を固目で御願いした。 皿で持って来て、彼女が丼に豪快に流し込んで呉れる。 結構、此れでスープが薄まって仕舞うので、塩ダレを用意して呉れる。 此れを適切に入れると、良い! この濃縮?塩ダレは、安易な発想乍、タレ自体が良いので救われて居る。 で、麺だが… そう、こうじゃなくちゃね。 最初の一玉は、喰べなかった事にしよう(笑)。
うむ、鄙にも稀な…かも知れない。 立地条件も最高だし、此迄、然程美味いラーメンの無かった彼の地で有る。 恐らくはこの界隈で一番の行列店に為るだろう。 一般受けする「美味く、上手い作品」だ。 此処を狙って出店したマネジメントも御見事。

余談だが、難しい御客様と居合わせて仕舞った。 複雑な云い廻しで、好みの仕様を伝えて居る。 ホールの御姉さんも要領が良いとは云えないが、あの云い方では理解して貰えまい。 小生なら「ラーメン、葱以外の具は全部要りません。 麺は半分の量にして、固目で御願いします」と云うのだが… で、ラーメンが饗される迄、洗箸しか無いのか、割箸は?…とか仰る。 ま、其れ位は良いとしても、出された一杯を随分残して… あっと云う間に…でも、「御馳走様」って帰って行かれた。 連喰中のラヲタさんなのだろうか??

あらとん@日本橋三越2010/09/14 22:41:32

ランチタイムの少し前、誰かが蟹満載の豪華な御弁当を買って来た。 三越デパートで北海道展を遣って居るそうで、この日が最終日との事。 で、皆で行って見た。 イートインにラーメン屋さんが来て居たので、若い連中に混ざって並んで見た。 「あら焚き豚骨 あらとん」と云うのが店名の様で、札幌市場や北大の近くに店を構えて居るらしい。 つけ麺とラーメンが有るのだが、迷わず、後者を選択、730円。
「そ、そんなカメラで撮るんですかっ!」、「何時も其のカメラ、持ち歩いて居るんですかぁ!」… し、仕舞った、つい何時もの様に鞄からE-PL1をあっさり取り出して仕舞った。 「いや、婿殿から貰ってね…」、「え~、普通は婿に買って上げるもんじゃないんですか?」 喧しい連中なので有る。 でも、ラーメン好きはバレず?に、「カメラ好き」と云う話に落ち着いた。 うむ、面倒な頼まれ事をされる様な嫌な予感がする…

あらとん@日本橋三越

で、其のラーメンなのだが、ハッキリ申し上げて、小生には美味しいとは感じられなかった。 スープは「あら焚き豚骨」なのだろうが、所謂、焙煎香味タイプだ。 充分に焚き込んで有るのは判るし、色相も焦茶色が濃い。 だが、味わいは物足りない。 薄いとか、アッサリとか云う表現も出来るだろうが、「物足りない」と云うのが、一番正鵠を射た表現だろう。 恐らくは、「此れだけ焚いてもこの軽さ」が売りなんだろうな。 勿論、豚骨味はするし、魚介風味も適切なレベルだ。 でも、如何せん、此れは足りなさ過ぎだろう。 太いストレート麺にもそこそこ良く絡むのだが…麺の風味がひとりで歩いて居る印象で、コラボ感が無い。
メンマはたいめいけんやミルクホールよりは、良い(笑)。 チャーシュウは、自身に余り味を付けて居ないタイプだが、結構、上手く出来て居る。 だが、このスープに浸した時点で評価出来なく為って仕舞う。 葱の切り方は御洒落だったのだが、残念な一杯。 若い連中曰く、「何だか喰った気がしないなぁ…」