今日のワイン 其の4502010/06/27 08:41:40

カナヤ・ヴィッラ・アンナベルタ・IGT・ロッソ・ヴェロネーゼ
CANAJA 2007 Villa Annaberta (IGT Rosso Veronesse)

今日のワイン 其の450-1

「美ワイン処 R」での4本目。 此れも伊太利亜のボトルで、今度はヴェローナ(ヴェネト)だから、ロミオとジュリエットだね。 何処かで見た様なデザインのエチケットだが、アマローネの生産者モンテ・ゾーヴォが、デンマーク向けに造って居る(んで、バックエチケットがデンマーク語なんだ)ボトルだそうだ。

今日のワイン 其の450-2

均等にセパージュされた、コルビーナ/ロンディネッラ/モリナーラ(う~ん、馴染みが薄い)が、ヴァルポリチェッラ産で無い事を除けば、「アマローネと全く同じ基準で造って居る」そうだ。 因みに「カナヤ」と云うのは、「狐の様に狡賢い」と云う意味だそうで、何やら意図的なネイミングだ。 其れにしても、何処でも狐にはそんなイメージが纏わり付いて居る様で可哀想。
此方も濃いルビーカラーだが、反射率が高そうだ。 グラスからは、複雑なブーケがジワジワと遣って来る。 え~っと、ブラックベリーや(そう思う所為も有って)レーズン香、プラム、シガー…もっと、何か(笑)を感じる。 流石に香り高いもので、甘く濃い香りがテーブルを満たして行く。 口にすると、久し振りに「甘酸っぱい」と云いたく為るテイスト。 所謂、ジャムの様なと云う意味での Jammy 感が強く、濃い味わい。 酸味もタンニンもアルコールもガンガンで、減り張りが有ると云うよりも張りだけだな(笑)。 良く表現すれば、リッチで深い味わい、と為るのかな。 其れでも、時間が経つと暴れて居たタンニンが収まって、甘味の中に落ちて行くので、滑らかな印象が増して来る。 此れは、Aussie(オージー:濠太剌利)の焼き過ぎたミディアムレアのステーキか何かに、齧り付き乍頂くと真価を発揮しそうだ。 「ヴェネトの宝石」と云われる「アマローネ」とは、随分違うイメージに感じたのは小生だけかなぁ?

ネットで購入して、2000円強。 Rでは6000円…やっぱり、他の御店のリストプライスよりは、1000円程アップだね。