今日の渦 其の3162010/06/26 08:22:24

小生と同い歳の常連さんの方の誕生会を遣ります、と連絡を頂く。 此れは外す訳には参らぬと、金メジには昼の内に欠席届を出して、本鵠沼へ。 断酒期間中は一度帰宅してリフレッシュしてから、車で向かう様にして居るのだが、この夜はすっかり遅く為って仕舞った。 既に22時を廻ったと云うタイミングなのに、御待ちの方がいらっしゃる。 「行列が解消したら、呼んで。」とN子ちゃんに頼んで、駐車場で待機。 15分程で「いらっしゃ~い」の声が掛る。

今日の渦 其の316-1

サッカーの勝利を祝う方が多いのだろうか? 行列こそ無く為ったが、フルシート。 濃い皆さんはテーブル席に圧縮されて居る。 其処へ無理矢理突入して、ノンアルコールのビールを御願いする。 芳実オーナー、スタッフのRさん共に天手古舞だ。

今日の渦 其の316-2

チャーシュウは、鵠沼味噌ポークが売切で3種盛為らぬ、2種盛を御願いする。 ノンアルコールでも、渦のチャーシュウを頂くとビール気分に為って来る。 特にハーブローストポークの粗引黒胡椒の相性が良い、かな。
と其処へ、「やっぱり、居らした!」と顔を出して下さったのが、ワインエキスパートのCさん。 でも、ラストオーダー迄20分と云うのに、席が空いたのは23時迄10分とか5分とか。 芳実オーナーも気を遣って、ウェイティングチェアで、白ワインのグラスを手にするCさん。 漸くカウンターに並んで座ったが、相変わらず、Cさんの情報/御話は勉強に為る。 一緒に飲んだワインのブログ記事にも目を通して下さって居る様で、迂闊な事は書けないと改めて反省…してないかな(笑)やっぱり。

今日の渦 其の316-3

御腹は減って居たので、Cさんのオーダーに合わせて、小生も一杯御願いした。 この日は、比較的ノーマルな「ピリ辛醤油」。 アルコールが入って居ないと、ピュア?に味わいを楽しめる。 糸唐辛子で飾ったたっぷりの水菜の下のスープは、懐かしい渦の、ひなどりの、そして昔日のめじろの味の歴史が詰め込まれて居る。 何だか、妙に安心出来る安堵の味。 勿論、小生の最も好きなテイストの一杯だ。 ピリ辛とは云う物の、適切にコントロールされた辛さに洗練された渦のスープが絡む。 沢山の具材に依る玄妙な醤油スープの良さをベースにした辛さだからこその味わいだ。 只一言、美味しい!
あの一角に蝟集?したメンバーだけは、一向に帰る気配が無い(笑)。 其れでも重い?腰を上げる方を御送りする事に。 断酒期間中は、アッシー君(死語?)として、皆さんに貢献したいものだ。

今日の渦 其の316-4

田舎駅近くの鄙びたポジションにこんな看板を見付けたので、1枚。 「ひな鳥・めぐろ」だって、さ。

今日のワイン 其の4492010/06/26 12:14:35

テヌテ・ネイラーノ ピノ・ネロ ラ・クポーラ
La Cupola Pinot Nero NEIRANO 2007

今日のワイン 其の449

渦のワイン好きな常連さんと逗子の「美ワイン処 R」で、頂いた3本目からは赤。 ピノ辺りから行こうと選んで頂いたのは、ピエモンテのピノ・ネロ。 ま、ピノ・ノワールだ。 「クポーラ」とは、溶鉱炉(キューポラ:吉永小百合さんの原点は此れ)の事かと思ったのだが、「教会の塔のアーチ」だそうだ。 元々の意味は「ドーム」だから、語源は一緒だろう。
グラスに注がれた液体の透明感は高い。 此処も店内が明るくは無いので、多少の誇張が有るが、グラスの奥に向けてのグラデーションで、ルビーカラーが暗く為って行く。 ブーケはピノと思うからか、苺とフランボワーズ、いやピノ・ネロだから、ランポーネ( Lampone )か。 其れに、小生の好きな菫香が仄かに混ざる。 タッチは比較的柔らかいのだが、タンニンは結構な硬派。 其の一方で、酸味は充分では有るが大人しいので、強く無い甘味とのバランスが取れて居る。 意外にバニラとかロースト香を感じるので、樽は何だろう? 2007年だよねぇ… 或いはイタ公のピノ(笑)は、こんなイメージが出易いのだろうか。 時間が経つと「確り感」が増して来て、印象が可也変移する。 苺はジャムに、木苺はジャッファ・オレンジ見たいに為って来る。 詰まり、「熟れた感」が高まり、酸味を凌駕して行く。 この頃には、アフターの引きも強く為るのだが、やや圧し付けがましいと云うか、プライス相応だな…とも思えて仕舞う。
プライスと云えば、「R」の価格設定は結構強気と云える。 逗子は所得の高い御客様が多いのかも知れないが、このボトルで5000円は少し厳しい。 横浜辺りでも、1000円安い御店を探すのは難しく無い。