Collection of Essays by Claris Two

夏至、梅雨が少し中休んで居る様子。　雲の薄い部分から蒸焼光線が差し込んで来る。　そんなタイミングに伺ったのは、代々木。　夜と違って、アルコールを呑め無い事を気にしなくて良いので、気軽に顔を出す。　ほぼ満席状態。　もう直ぐＴＶで、「冷やしサワーら～めん」等が紹介される予定だから、翌週からはもっと混雑するに違いない。　「つけ麺」も考え無いでもなかったのだが、Ｒ店長に負担を掛けたく無かったので、暑さに負けずに、「焦がし葱醤油ら～めん」と云う定番に走る。

めじろはカウンターの材質や照明にコストが掛かって居るが、このハロゲンのスポットライトの御蔭でフォトテイクは容易で、美味しく撮れる。　そして、其のフォトに見合った味わいを堪能出来る。　この日も胡椒を振って頂いたが、スープは綺麗な見掛けとテイストだ。　焦がし葱もオイリーでは無く、其の香ばしさだけがスープと調和する。　極細の薬味の葱、５ミリサイズにカットした、長葱…　これらの３つの葱のハーモニーが楽しめるのも嬉しい一杯。　葱のマジシャンのＤＮＡは健在。　チャーシュウは半分が可也厚くスライスした物が乗って居たが、特に厚い半分に味わいが集中して滲みて居て美味。　麺も何時もの様に至高、何も文句は無い。　少し急いで来た所為も有って、汗が…で、スープを少しだけ残した。　煮干スープでは無いが、矢張、ラーメンのスープはビールと同じ位痛風菌の餌だと御所様に伺った…　ま、完飲は控えて置こうかな。