今日のワイン 其の3662010/01/12 17:12:54

シャトー・ボイド・カントナック
Chateau Boyd Cantenac 1995 M.G. AOC Margaux

今日のワイン 其の366-2

Wedding の後、ル シエールの夜景を楽しみ乍、奥さん、婿殿、娘の4人で飲んだ2本目。
「ワイン好きな御義父さん」は、そこそこのプライスで、適切なボトルをチョイスしなくては為らない。 と、丁度、そんなボトルをリストの中段に発見。 このクラスの店に為れば、リストと違うヴィンテージが出て来る事は先ず無いのだが、其れでも一応確認したい小市民。 「神の雫」に登場したヴィンテージは01年だったが、95年は其れに負けない筈だ。

今日のワイン 其の366-1

ボイド・カントナックはマルゴー3級のグランクリュクラッセだが、世間の評価は5級のクレール・ミロンに及ばない。 大分ガタガタした時期が長かったのだが、最近は少し評価が変わりつつ有る。 95年だとそろそろ飲み頃でも有るので、楽しみに待つ。 流石と云うか、勝手が過ぎると云うか、デキャンターに入れられて登場。(勿論、エチケットは事前に見せて呉れる) ガーネットカラーと云うよりは紫色の液体からは、ブラックベリーのブーケが強めに立ち上る。 デキャンタージュ効果だろう。 其れに… 何と云うか… 少し饐えた様な気に為る香りも僅かに感じる。 酸味が強いかな…と少し警戒し乍テイスティング。 矢張、強固な酸味とでも云いたいものが有るが、此れがこのワインの特徴で有る骨太の基調なのだろう。 時間が経つと、酸味が少し引いて、タンニックな撓やかさ、いや、強(したた)かさかも知れないが、感じられる様に為る。 だが、1本目のクレール・ミロンの柔らかさと厚みを感じた後だと、どうしても粗野な印象を払拭出来ない。 敢えて云えば、品性が及ばない。 もう3年程は寝かせて置いた方が良いだろう。 或いは、次回は飲む2時間程前に抜栓して頂くとか。 一寸、無理矢理起こして、寝覚めが悪い様でしたね。
普段はエチケットを頂く事はしないのだが、この夜ばかりは2枚とも記念に頂いて帰る事にした。

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